日本古代の文化と国家
御影史学研究会 歴史学叢書C

横田 健一 著
(関西大学名誉教授/1916年生まれ)

2010年12月刊
A5判・350頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-660-4 C3321
7900円 (税別)
単行本未収の論文15編を収録。第1章は大和時代を対象とする論文を、第2章は熊野を中心とする紀伊半島の古代祭儀や伝承をテーマとする論文を収録。第3章は大化改新以降の律令時代の国家・社会・文化を概説した論文を、第4章は藤原氏などの新たな豪族が在来の中央豪族を圧倒していく時代を中心に扱った論文を収録した。そして第5章は、寺院政策や寺院経済を巡る問題を扱った論文を収録した。
【主要目次】
第1章 大和時代の文化と国家
 第1節 大和時代の共同体
 第2節 上代における武器の分与について
 第3節 日本古代の矛についての一考察
第2章 古代紀伊半島の祭儀
 第1節 新宮市神倉神社ゴトビキ岩下出土の銅鐸
 第2節 茅と雉の羽
 −紀伊半島の祭と中国の古典に見える周代の祭−
 第3節 熊野古道
第3章 律令時代の国家
 第1節 律令時代の国家と文化
 −基本問題の構造論−
 第2節 大化改新と律令政治の理念
第4章 奈良時代の豪族の登場
 第1節 女帝の世紀
 第2節 屯田司舎人について
 第3節 藤原不比等伝研究序説
 第4節 神護寺草創考
第5章 国家と仏教
 第1節 大安寺の経済に関する二、三の問題
 第2節 法隆寺・大安寺・元興寺伽藍縁起并流記資材帳の同時成立の事情と歴史意識
 第3節 神話と祭儀の中世的形態

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