鎌倉幕府守護の基礎的研究
【論考編・国別考証編】全2冊

伊藤 邦彦 著
(東京都立産業技術高専教授/1947年生まれ)>

2010年4月刊
A5判・総1200頁・上製本・函入
揃29600円 (税別・分売可)
本書は 鎌倉幕府守護に関する諸問題についての基礎的研究である。全体を「論考編」「国別考証編」の2冊に分かち、「論考編」は、包括的研究部分の第1部(新稿)と 個別研究編の第2部(既発表論文)からなり、「国別考証編」は、すべて新稿である。
鎌倉幕府の守護とは、要するに「近衛大(中)将である鎌倉殿が担当する国家守護=「天下守護之職」の国別執行官」であった。この守護制度が、いつ如何なる状況の下で成立したか、守護はどのような権限と統治機構を有していたか、本書は守護に関するそうした基礎
的事項について、歴史的事実に即して明らかにしようとしたものである。
佐藤進一『鎌倉幕府守護制度の研究』(初版1948年、増訂版1971年)刊行以後の成果をもとに、現時点での研究の到達点を示す。
■論考編■ 【主要目次】

  588頁・14800円 (税別)
ISBN978-4-87294-610-9 C3021
第1部 第1章 鎌倉幕府「東国守護」について
第2章 鎌倉幕府守護制度の成立
第3章 鎌倉幕府守護の職務(権限)
第4章 鎌倉幕府守護管国統治機構
第2部 第5章 鎌倉幕府京都大番役覚書
第6章 上総権介広常
第7章 比企能員と初期鎌倉幕府
第8章 安田義定と遠江国支配
第9章 鎌倉時代の小串氏
第10章 室町期播磨守護赤松氏の〈領国〉支配
鎌倉幕府守護(等)人名索引
■国別考証編■ 【主要目次】

  612頁・14800円 (税別)
ISBN978-4-87294-611-6 C3021
  「東国守護」/「西国」守護


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