里見家 分限帳 集成 【増補版】 附 慶長二年 安房国四郡御検地高目録帳/ 安房国寺社領帳 岩田書院 史料選書@ 川名 登 編 (千葉経済大学名誉教授/1934年生まれ) 2010年4月刊 B5判・118頁+口絵2頁・並製本 ISBN978-4-87294-607-9 C3321 2000円 |
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1966年に刊行された『里見家分限帳集成』に新史料2点を増補し、解説を加えて刊行。 房総の戦国大名里見氏の家中分限帳と称するものは、史料的価値が低いものと考えられてきたが、編者の研究によって、その信憑性が高いことが明らかにされた。 本書は代表的な分限帳を収録し、他本との校異を施したもので、増補版刊行にあたって旧版の誤記を改め、「里見家中知行割帳」を増補した。 附録として今回増補した「慶長二年 安房国四郡御検地高目録帳」は、里見家領国で最初に実施された太閤検地の結果をしめす貴重な史料である。また、「安房国寺社領帳」に記された寺社領と分限帳に記された寺社領の記録と対照して検討すると、種々の問題が明らかにされよう。 索引は、各種の分限帳に記載されている項目を対照できるようにしてある。 解説は、そのごの研究成果を踏まえて、あらたに書き直した。 |
【主要目次】 * は増補史料 |
解説:里見家分限帳について 慶長十一年 里見家分限帳(内閣文庫本) 附 慶長二年 安房国四郡御検地高目録帳(島田家本)* 索引(人名・寺社名・村名) |