中世讃岐と瀬戸内世界
港町の原像:上

市村高男・上野 進・渋谷啓一・松本和彦 編


2009年12月刊
A5判・272頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-87294-593-5 C3021
3000円 (税別)
「高松」の近世以前の呼称は、「野原(のはら)」であった。
近世の城下町「高松」成立の前史をなす、港町「野原」の様相を、近年の発掘調査と、
文献史学や建築史などの諸分野から考察する。
2007年に実施されたシンポジウム「港町の原像」の成果を、上下2冊にして刊行。
【主要目次】 
中世港町野原の実像  
 野原の景観と地域構造 松本 和彦
 中世野原をめぐる寺社と領主 上野  進
 中世港町の漁撈集団 乗松 真也
野原を取り巻く海域世界  
 古・高松湾と瀬戸内世界 渋谷 啓一
 中世石造物の流通から見た讃岐の地域性と野原 松田 朝由
 中世港町の地形と空間構成 北山健一郎
讃岐の港町を歩く  
 中世における引田の位置と景観 萩野 憲司
 中世宇多津・平山の景観 松本 和彦
 中世港町仁尾の実像と瀬戸内海海運 市村 高男
中世都市から近世都市へ  
 初期高松城下町の在地的要素 佐藤 竜馬
   
【続刊】
中世港町論の射程 港町の原像(全2巻):下
 讃岐港町の諸相/
 列島の中の中世港町/
 中世港町研究の現在
 

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