三浦氏・後北条氏の研究
湯山学 中世史論集A
(論集全3巻:第2回配本)

湯山 学 著
(元 藤沢市役所勤務/1928年生まれ)
編集・解説:黒田基樹

2009年11月刊
A5判・360頁・上製・函入
ISBN978-4-87294-584-3 C3321
7900円 (税別)
本巻には、第1巻「関東上杉氏の研究」に続いて、相模三浦氏と戦国大名北条氏に関する論考17編を収録した。三浦氏は、戦国初期まで存続したほぼ唯一の相模武士であり、その初期の段階において、相模における有力武士として存在し、北条氏はこれを滅亡させたことで相模一国の領国化を遂げたという関係にあった。
【主要目次】
  T 三浦氏の研究
   1 相模三浦氏について
   2 永享の乱後の三浦氏と三浦
   3 三浦道寸に関する覚書
   4 三浦横須賀氏に関する考察
   5 相模岡崎城の歴史的背景
  (相模国における武家社会・武家領の成立と発展)
   
  U 後北条氏の研究
   6 「本光院殿衆知行方」考
  ―北条為昌の家臣団構成とその所領―
   7 旧江の島上宮の扁額―玉縄城主の江島支配―
   8 古河公方と江の島―玉縄北条氏との関連を含めて―
   9 戦国時代の六浦・三浦―房総との関係を中心に―
   10 後北条氏と唐人・唐船―小田原唐人町と三崎湊―
   11 後北条氏の小机領支配
 ―北条長綱(幻庵)の動向を中心に―
   12 相模国中郡と大藤氏―田原城と関連して―
   13 松田左馬助の所領とその支配について
  ―『小田原衆所領役帳』研究の再検討―
   14 藤曲家所蔵「御宿氏系図」考
   15 江戸城代遠山氏とその一族
  ―後北条氏領国の展開過程と関連して―
   16 相模国東郡岡津郷の領主太田越前守宗真をめぐって
   17 後北条氏の領域支配と垪和氏
   
  解説 湯山学氏の三浦氏・後北条氏研究(黒田基樹)

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