今川氏と遠江・駿河の中世
岩田選書◎地域の中世D

大塚 勲 著
(戦国史研究会会員/1945年生まれ)

2008年11月刊
A5判・208頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-87294-535-5 C3321
2800円 (税別)
 遠江・駿河の中世後期の歴史は、今川氏をぬきにしては語れない。
本書は、今川氏研究会・静岡県地域史研究会での活動を通じて論文を発表してきた著者の論考をまとめたもの。
 今川歴代や一族の基礎的伝記考証、および、遠江国初倉庄・駿河国益頭庄のこと、戦国大名今川氏の文書に現れる「百姓職」「名職」という文言、遠江・駿河の臨済宗寺院など、地 元の研究者の視点から、具体的に考証する。
【主要目次】
第1部 今川氏研究
 第1章 今川氏歴代の生没年・名称等覚書
 第2章 駿河守護今川氏の初期守護所
 第3章 室町期の今川氏一族
 第4章 今川義忠の討死と竜王丸の自立
 第5章 今川氏親の遠江・三河進出
 第6章 見付城主今川六郎氏延
 第7章 今川義元発給の天野文書
 第8章 今川義元の三河西条城接収

第2部 遠江・駿河の中世
 第1章 遠江の井伊介と駿河の狩野介
 第2章 駿河益頭庄地頭摂津氏
 第3章 南禅寺領遠江初倉庄の耕地面積
 第4章 遠江原氏覚書
 第5章 今川領国の名田と名職
 第6章 駿河国篠間郷の岡埜谷文書
 第7章 臨済寺と妙心寺派の僧たち

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