日本宗教民俗学叢書F 毘沙門天 −日本的展開の諸相− 橋本 章彦 著 (京都精華大学講師/1955年生まれ) 2008年9月刊 A5判・274頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-522-5 C3309 6400円 (税別) 品切れ |
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「仏教の思想と民衆の世界観がどのように出会い、新しく秩序立てられていくか、その具体的様相を思想論的に描き出すこと、これが本書全体を貫く興味の中心である。 材料とするのは毘沙門天で、その説話を主として考察の対象とする。時代としては、おおむね古代から中世の末頃までを念頭においている。その理由は、この期間に毘沙門天が、仏法守護神から福の神へとその信仰の中心を大きくずらしていくことと関連する。そのダイナミズムは、庶民信仰の成立そのものであり、本書の目的を達成することに格好の材料を提供すると思うからである。」(本書「序論」より) |
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【主要目次】 | |
序 論 研究史と本書の位置
第1章 大陸及び我が国への導入期における毘沙門天信仰 第2章 仏教説話の毘沙門天−仏法守護神から福神へ− 第3章 山岳宗教の毘沙門天−摂津神峰山寺− 結語にかえて−仏教の世俗化と庶民信仰− |
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