平成版 産論・産論翼


賀川玄悦・玄迪 原著
産科文献読書会 編(代表:杉山次子)
 本田鎮子・佐々木美智子
 小川景子・藤原聡子

2008年1月刊
A5判・396頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-495-2 C3047 \9500E
9500 (税別)
賀川玄悦が胎児の正常胎位(背面倒首)を世界で初めて発表したのが、この『産論』で、養嗣子玄迪によって増補されたのが『産論翼』である。ともに日本近世産科を開いた医学の古典である。原著は 漢文体であるため、@漢文の読み下し(右ページ)、A現代語訳(左ページ)、B語註(下段)、を見開きページに収め、理解しやすくした。
産科文献読書会の代表 杉山は、「お産の学校」を開設して妊婦教育に携わり、ラマーズ式 自然分娩法を広めた。現在は「お産のミニ博物館」を運営し、産科古典の紹介に努めている。先に『産家やしなひ草』の現代語訳を出版し好評を博した同会が、7年余りの読解をまとめて、平成版の『産論・産論翼』として世に送る。
【主要目次】 

子玄子 産論(明和2年初版、安永4年再版)底本は安永版
(山脇東門)
巻第一 孕育
巻第二 占房
巻第三 已娩
巻第四 産椅論并鎮帯論
附 録 治験四十八則
産論翼(安永4年初版、嘉永6年合冊版)底本は安永版。嘉永本で校異をほどこす。
(柴野栗山)
乾之巻 按腹・辧胎・整胎・救癇・探宮・導水・坐草・断臍・禁暈・抒倒・整横・跋坐・挙攣・易蓐・遏崩・洩閉・納腸・歛宮・復肛・救痙・死胎候法・嬰児保護・試乳・浴法
坤之巻 諸産懐孕図
附 録 治験二十八条
後 序 (山脇東海)
解 説(杉山次子)
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