![]() |
若狭あどうがたり集成 民話・伝説・語り部 若狭路文化叢書17 金田久璋:採話・編集 田中文雅:解題 ふくい昔話大学再話研究会:再話 2022年3月刊 A5判・284頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-86602-822-4 C3339 2400円 (税別) |
![]() ![]() ![]() ![]() |
「あどうがたり」の「あど」とは、「相槌を打つこと」とされる。 本書は編者自身が、福井県の嶺南地方−若狭地方の各地の古老から、まさしく「あど」すなわち相槌を打ってじかに聞いた、多様で、ある種、雑多な昔話の集大成で、50年にも及ぶ編者の民俗採訪の記録でもある。 なお、前著の民俗エッセイ『あどうがたり−若狭と越前の民俗世界』(金田著、福井新聞社、2007)は、民俗調査で得られた話題が素材になっているが、本書は、編者の録音テープをもとに、「ふくい昔話大学再話研究会」のメンバーによって翻字されたものである。 もはや県内には現在純然たる昔話の語り手はほとんどいない。再話され刊行されることで今後の活用が大いに期待される。 |
||
【主要目次】 | ||
敦賀市 17話 美浜町 59話 若狭町 11話 小浜市 7話 おおい町 32話 高浜町 1話 補 遺 8話 |
||
解 題 | 田中 文雅 | |
採話と再話−昔話を語り継ぐこと |
ふくい昔話大学再話研究会 | |
編集ノート 「尊い昔」とは何か −『若狭あどうがたり集成』の成立 |
金田 久璋 | |
【既刊】若狭路文化叢書 16:敦賀湊北前船主 大和田日記−安政・慶応・明治− 2400円(税別) 2021.03 |
||
![]() ![]() |