敦賀湊北前船主
大和田日記
安政・慶応・明治
若狭路文化叢書16

若狭路文化研究所 編集・発行 【岩田書院 発売】
多仁 照廣(たに・てるひろ)(若狭路文化研究所所長) 監修
坂東 佳子(ばんどう・よしこ)(敦賀市立博物館学芸員) 解題・校訂


2021年3月刊
B5判・314頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-86602-815-6 C3321
2400円 (税別)
評者:角明浩(『地方史研究』418  pp136-138  2022.08)
幕末から明治にかけて活躍した敦賀商人・大和田荘兵衛(1831-1891)によって記された日記23冊(安政3年〜明治23年)のうち、明治7年までの7冊を翻刻(一部、大和田荘七(1825-1890)によって記された日記もある)。
現在、国の重要文化財に指定されている敦賀市立博物館は、2代 大和田荘七(1857-1947)が創業した大和田銀行の本館を利用している。2代荘七は、敦賀の近代化を推し進めた立役者で、その事績も知られているが、彼の本家筋にあたる大和田荘兵衛や、初代荘七については、これまであまり知られていなかった。この日記の公刊によって、近代黎明期の敦賀の経済・文化の実態が明らかになる。
なお、今回収録した日記の一部は、すでに多仁・坂東氏らにより翻刻されているが、新出の日記も含めて、今回新たに校訂のうえ再録した。未刊の日記についても、刊行の予定。
【主要目次】 
解題:敦賀湊幕末の大商人・大和田家とその日記について

大和田日記 8冊
 安政3年(1856)/4年(1857)/5年(1858)/6年(1859)
 慶応2年(1866)/3年(1867)/4年(1868)
 明治3年(1870)/7年(1874)

坂東桂子

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