外記日記 逸文集成
岩田書院史料選書9

池田(いけだ)光佑(こうすけ)小松(こまつ)正弥(まさや)ほか 編


2025年1月刊
A5判・140頁・並製本
ISBN978-4-86602-177-5 C3321
2200円 (税別)
「『外記(げき)日記』は、太政官の外記が記録した公日記である。公日記には、『殿上日記』『内記日記』『近衛陣記』などが知られているが、その中でも『外記日記』は最もまとまった記文が伝わっているため、国史編纂の史料や政府記録に関する研究において注目される史料である。」(池田光佑「解題」より)
「この『外記日記逸文集成』は、木本・池田氏を中心として2016年頃から続けてきた研究会において輪読を進め、『龍谷大学日本史学研究』40〜46号に「外記日記逸文集成(1〜6)」として年代順に発表してきたものをベースとし、既発表分以後や補遺の条文、索引などを付して今回刊行することとなりました。
 公日記としての『外記日記』は、既刊史料や未刊史料に逸文が引用されるにとどまる逸書であり、いまだまとまって史料紹介などの形で刊行されたことはありません。本書が公卿日記と相違して、短文とはいえ平安時代の400年間にわたっており、そのために広範な年代の時代背景や儀式の内容、そして政治動向や公卿の行動の把握と通暁に資することを願っています。」(小松正弥「あとがき」より)
【編者】池田光佑・小松正弥/奥 武輝・木本好信・元治豊光・丸山顕誠
【主要目次】

外記日記逸文集成 延暦9年〜寛元元年(790-1243)

 解題(池田光佑)

 編年順 出典一覧

 人名索引

 あとがき(小松正弥)

【既刊】時範記 逸文集成

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