備前の児島・五流修験
その歴史と伝承

宮家 準著
(慶應義塾大学名誉教授・日本山岳修験学会名誉会長・「修験道」管長/1933年生)


2021年9月刊
A5判・302頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-124-9 C3039
6400円 (税別)
前著『修験道と児島五流−その背景と研究』(岩田書院、2013)から、児島五流に関する第U部(全6章)を改稿のうえ再録。併せて著者の修士論文(東京大学)や、近年の研究論文や書下し論文も収録し、著者が管長を務める五流「修験道」の歴史と伝承をまとめる。
【主要目次】*は『修験道と児島五流』より再録

第一章*熊野長床衆──熊野本宮の修験道
 (本宮修験の萌芽/本宮修験の成立/本宮(長床衆)の確立/
 本宮長床衆の変容/九鬼隆治の熊野修験道者)

第二章*中世の児島修験
 (児島修験の縁起/児島修験の成立/南北朝の動乱と児島五流/
 室町期の児島五流/戦国・織豊期の児島五流)

第三章*中世岡山の熊野信仰と修験
 (霊山信仰と修験道/熊野詣の盛行/美作の修験/
 戦国争乱期の修験)

第四章 中世の熊野・児島修験と瀬戸内海
 (熊野の荘園/熊野修験の分祀と熊野修験/熊野水軍と修験/
 熊野の先達と檀那)

第五章 近世の児島五流の歴史と伝承
 (児島五流の成立/新熊野の三方一味体制の成立/
 児島五流の天和の書上/児島五流の変改/五流体制の確立)

第六章 近世の聖護院門跡と児島五流──峰入を中心に
 (聖護院門跡による児島の新熊野山外護/江戸前期の本山派組織と掟/
 江戸前期の聖護院門跡と児島五流/江戸後期の本山派組織と掟/
 江戸後期の聖護院門跡と児島五流の峰入/
 聖護院と五流の昇進問題)

第七章*近代の児島五流──山伏記を中心に
 (『山伏記の内容』/『山伏記』に見られる神道)

第八章*五流修験道の思想・儀礼・組織
 (修験教団の歴史/修験教団の思想/
 修験教団の儀礼/修験教団の指導者と信者)

第九章 五流修験道の信者組織
 (五流修験道の信者/五流修験道の指導者/
 信者と指導者の人間関係/五流修験道の信者組織の典型)

第十章*五流尊瀧院のお日待

結 備前児島・五流研究の回顧と今後の課題

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