江戸幕府と長崎政事

清水 紘一(しみずひろかず)
(元 中央大学教授/1942年生まれ)


2019年9月刊
A5判・364頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-078-5 C3021
8900円 (税別)
本書は、江戸と幕領長崎の政事問題について、基礎的な検討を加えた論集である。
長崎奉行の職務規程(清水)、軍事組織としての西国探題(清水)、漢籍耶蘇教書と禁書令(葛谷・清水)、長崎湾内各所の砲台整備(柳田)、宗門改役の成立と変遷(清水)、長崎オランダ商館の荷抜問題(鈴木)、浦上のキリシタン境界と維新期の四番崩れ(岩永)など、8編の論考と、付篇として、切支丹屋敷跡地造立の石碑(清水)、太政官が作成した明治維新期の信徒配流関係文書の目録(氏家)を収めた。( )内は執筆者。
なお、本書は『近世長崎法制史料集2:寛永12年〜安永9年(1635-1780)』(岩田書院 2019)に収録した「長崎御役所留」など4種の触書類集の解説も兼ねる。
【主要目次】 
長崎奉行に発給された御渡物
−寛永十年〜慶応三年−
清水 紘一
西国探題の設置と諸過程
−寛永十六年〜寛文十年−
清水 紘一
寛永十六年御禁制切支丹宗門書物解説
−漢籍耶蘇教書と寛永禁書令−
葛谷  登
近世長崎の禁書令をめぐって
−寛永七年説と禁書目録−
清水 紘一
近世「鎖国期」における長崎の台場・遠見番所 柳田 光弘
宗門改役の成立と変遷 清水 紘一
近世後期オランダ人に
−「安永四乙未歳御奉行桑原能登守様 御書出之写」と「安永二癸巳年横文字願書并和解」を中心として−
鈴木 康子
四番崩れから帰郷した浦上信徒の農民生活と信仰生活
−記録の中に残っていない「死人講」「サバト寄」と「講内会」−
岩永 勝利
付篇  
切支丹屋敷の跡地に造立された記念碑
−山荘之碑−
清水 紘一
明治初年浦上信徒配流関係太政官資料目録
−『公文録』『太政類典目録』綱文抄−
氏家 毅 編

ご注文へTOPEへ