近世長崎法制史料集2
寛永十二年〜安永九年
岩田書院史料叢刊12

清水紘一(しみずひろかず)柳田光弘(やなぎだみつひろ)氏家 毅(うじいえたけし)安高啓明(やすたかひろあき)

2019年2月刊
A5判・618頁・上製本・函入
ISBN978-4-86602-065-5 C3321
18000円 (税別)
前書『近世長崎法制史料集1:天正8年〜享保元年(1580-1716)』と、続刊予定の『同3:享保元年〜明治6年(1716-1873)』の中間、寛永12年〜安永9年(1635-1780)の史料4種を収録した。これらの史料は、近世初〜中期の長崎に伝達されたまとまった触書類集などであるため、前書に採録しなかったものである。
各史料には、検索の便のため、それぞれ文書番号を新たに付し、編年目次を作成した。
人名には傍注を加え、巻末の「人名索引・略歴」と関連づけた。
また各史料ごとに、詳細な解題・補注を付した。
なお当初、本書所収史料を元にした研究論文も併載する予定であったが、ページ数が多くなることもあって、別途『江戸幕府と長崎政事』として刊行することとした(2019年秋刊)。
【主要目次】
史料目次編年細目  
長崎御役所留(国立公文書館内閣文庫蔵) 清水紘一
   長崎奉行に伝達された触書や通信類を集めた記録集。
 寛永16年〜宝永7年。全3冊。
 
抜荷筋ニ付御触書并御仕置御下知書
(長崎歴史文化博物館蔵)
柳田光弘
   長崎奉行が所管した抜荷に関する触書・伺書・下知状などを含む文書集。
 寛文7年〜安永4年。全2冊。写。
 
撰要類集抄「抜荷物御仕置の事」
(国立公文書館内閣文庫蔵)
氏家 毅
   撰要類集は、江戸町奉行配下の撰要方が、幕府の法令・先例を分類集録したもので、既に活字本があるが、そのうちの正徳〜享保初年の抜荷刑罰に関する部分を抄録。
 
融宝時原(長崎歴史文化博物館蔵) 安高啓明
   借金に関する規則、訴訟手続き関係規則等、出入筋(民事)に関する覚書などを収録。
 享保元年〜安永8年。全1冊。
 
付:長崎奉行一覧(2)/長崎目付一覧/長崎代官一覧(2)  
主要人名索引・略歴  

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