近世長崎法制史料集
【1】天正8年〜享保元年 岩田書院 史料叢刊8 清水紘一・木崎弘美・柳田光弘・氏家 毅 編 2014年5月刊 A5判・702頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-864-6 C3321 21000円 (税別) |
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本史料集は、近世長崎で施行された法令類の編年集成をめざす。 本巻には、近世前期として、教会領時代(1580-87)から江戸期の正徳6年(享保元 1716)までの関係法制史料を収めている。この期の初期段階、寛文3年(1663)3月長崎奉行所を含め殆ど全市街を焼き尽くした長崎大火があり、残された資料は少ない。 収録した史料は、『御触書寛保集成』『通航一覧』『徳川禁令考前集』など官選史料集、『長崎実録大成 正編』『長崎港草』など長崎関係の地誌類、正徳新例や同付則など、未活字史料を含め100点余の文献や文書類から主要な法制史料を採録し、年次別に編集している。 ほか、〔参考〕として、『大日本史料』に収録された史料のうち、同書の「綱文」などを掲出し、対外関係史研究の便宜を図った。 初期段階の法令類は年次未詳なものがあるが、それらについては、補注で考証を加える。 さらに、解説「本書の構成と長崎法制」と、付録3種を収め、利用の便を図る。 |
【主要目次】 |
史料目次細目 【続刊】2:享保元年〜寛政2年(長崎貿易半減発令年)の長崎法制史料 |