四国の中世城館
岩田書院ブックレット26

四国地域史研究連絡協議会(しこくちいきしけんきゅうれんらくきょうぎかい)

2018年12月刊
A5判・100頁・並製本
ISBN978-4-86602-064-8 C1321
1300円 (税別)
前書『四国の近世城郭』(2017.10)に続き、シンポジウム「四国の中世城館−四国の戦国城館と合戦のあり方を探る」(2017.12)の成果をまとめる。発掘成果に基づく考古学的な考察や、城郭構成(縄張り)からの分析だけでなく、文献史料や地形・海流などから分析。
【主要目次】

序 章 発刊の経緯と本書の構成

第一章 畝状竪堀群をもつ四国の城
【高知】        吉成 承三
     ―畝状竪堀群の特徴について― 
 一 畝状竪堀群の名称・分類・編年
 二 分布と様相
 三 今後の課題―複合的に使われる城―

第二章 元吉合戦再考
【香川】                川島 佳弘
     ―城の所在と合戦の意図―
 一 元吉合戦の概要
 二 元吉城の所在と合戦の意図

第三章 勝瑞城館の構造とその変遷
【徳島】       重見 高博
 一 勝瑞城館の範囲
 二 勝瑞城館の構造と変遷

第四章 芸予諸島の「海城」と合戦
【愛媛】         大上 幹広
 一 芸予諸島の「海城」
 二 芸予諸島の「海城」をめぐる研究
 三 能島城跡の発掘調査
 四 芸予諸島の「海城」での合戦と潮流・潮汐

終 章 四国の中世城館研究の展望
            西岡 達哉
 一 討論に関する所見
 二 四国地方の中世城館研究の最近の動向
 三 四国地方の中世城館の特徴と歴史的意義
 四 今後の四国地方の中世城館研究の課題

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