立山曼荼羅の成立と縁起・登山案内図 福江 充 著 (北陸大学准教授/1963年生まれ) 2018年7月刊 A5判・394頁・上製本・カバー装 ISBN978-4-86602-042-6 C3039 8600円 (税別) |
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本書は、先に刊行した『立山信仰と三禅定−立山衆徒の檀那場と富士山・立山・白山−』(岩田書院 2017)に続くものである。前書は、立山信仰の伝播者たる芦峅寺衆徒の東海地方での檀那場形成と、その地域で盛んであった三禅定の習俗について考察した。 そこで本書では、芦峅寺衆徒の活動が江戸時代初期から、芦峅寺一山の立山信仰世界を牽引する形で展開し、さらにその影響下で立山略縁起と木版立山登山案内図ができ、立山曼荼羅が成立したことを論証しようとするものである。併せて、檀那場形成における立山曼荼羅の絵解きの実態も考察する。 |
【主要目次】 |
序 章 三禅定と木版立山登山案内図及び立山曼荼羅 |