御影史学研究会民俗学叢書I
葬送と墓の民俗

土井卓治著
(御影史学研究会顧問)

1997年4月刊
A5判・372頁・上製本・函入

ISBN4-87294-79-6

7900円
品切れ
人の一生の中で“死者の葬送と墓”が最後の重大な通過儀礼であることはいうまでもない。
それは、民族の霊魂観・他界観を身近にあらわす民俗である。柳田国男の指導をうけ、民俗の研究に志してから50年、その大部分を葬墓制の研究に注いだ著者の業績を集大成する。
【主要目次】
第1章 葬送習俗
第1節 古代葬制のモガリについて
第2節 死者との絶縁 
第3節 棄老伝説と葬地
第4節 風葬に関する問題 
第5節 副葬品の民俗学的研究 
第2章 両墓制 
第1節 両墓制と周辺の問題
第2節 両墓制とラントウ
第3節 両墓制の起源と磨崖石塔
第4節 板碑と両墓制の関係
第3章 石塔と墓塔
第1節 石塔研究の意味
第2節 石塔と墓塔
第3節 枕石の系譜
第4節 板碑型式と変化の系譜
第5節 板碑の源流再考
 付 古形万字について
第4章 各地の葬墓制
第1節 近江の墓制と問題点
第2節 東北地方の墓と石塔
第3節 沖縄久高島の葬制と墓
第5章 岡山県の葬墓制
第1節 岡山県の墓制
第2節 岡山県の新墓の施設と儀礼
第3節 小米石の石塔銘
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