地域が語る日本の近代 全2冊

東 敏雄 著(茨城大学名誉教授/1932年生まれ)

上巻 2005年5月刊  IISBN4-87294-380-5
A5判・380頁・並製本・カバー装


下巻  2005年8月刊 ISBN4-87294-381-3
A5判・396頁・並製本・カバー装
各巻2800円
 村から眺めた日本の近代、そこでこそ見られる個性ある風景。これを求めての試みが各地でおこなわれることを本書は願っている。
「聞きがたり」は、文献史料と相まって、日本近代のストーリーを描き出す。舞台は茨城県牛久市域の旧三村、そこにある人々の近代が、日常から語られる。しかし本書はそれを超え、広く、問題意識として「地域が語る日本の近代」論を、読者に問いかけている。

【上巻:主要目次】
  
第1章 維新の変革は村を覆って
第2章 初期の行政村と議員像
第3章 明治の開拓を時代背景として
第4章 明治の村を担った人びと
第5章 村が目指した産業教育
第6章 地域政治の基礎にあるもの
第7章 村は地方改良事業の下で
第8章 牛久小学校の新教育
第9章 大正・昭和の「自治」と「分権」
第10章 重い義務教育費と学校問題


【下巻:主要目次】

第11章 村の生活、農業の四季
第12章 進む農業の組織化、村の統制
第13章 戦時下の村役場と行財政
第14章 戦争と村の人たち
第15章 八月一五日、そしてインフレと供出
第16章 戦後、村の自治と分権、行財政
第17章 農地改革、戦後開拓、農業協同組合
第18章 戦後、村の青年団
第19章 エピローグ―変わる首都圏の村


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