![]() |
昭五 昭和史 第T期:第4冊 |
![]() |
「昭和五年」に生まれた著者の目からみた「昭和史」。 著者は、昭和9年、父の関東軍転任とともに満洲に渡り、18年、新京一中入学。 本書の第T期は、十五年戦争の尖端から始まる。 昭和15年夏、ソ連国境監視兵の眼を欺くため、当時旧制中学3年生、15歳であった著者は、新京から2000キロ離れたソ満国境守備隊の代用としての農耕隊として動員された。 8月9日のソ連軍の侵入により、悲惨な逃亡生活と俘虜生活の間、十数名の同級生の餓死や、開拓団の集団自決に遭遇。引揚げまでの在満時代1年間は、孤児として友人宅に居候。16歳の時に佐世保に上陸した。――引揚げ後の昭和22年以降は、第U期へと続く。 |
【主要目次】 |
■第1冊 2005年3月刊・534頁 ISBN4-87294-349-X 品切れ 第1章 批判を除外した参謀たち 第2章 戦争賛美と生命軽視の世相ち |
■第2冊 2005年5月刊・584頁 ISBN4-87294-350-3 品切れ 第3章 明日なき戦いへの厚顔無知 第4章 兜の緒をしめ忘れた皇国軍閥 第5章 戦争屋中学の新京一中 |
■第3冊 2005年6月刊・678頁 ISBN4-87294-351-1 品切れ 第6章 徒死徒戦の昭和19年 第7章 愚劣低能無策無器用の内閣 第8章 ウジウジ決まらない終戦(降伏)評定 |
■第4冊 2005年7月刊・552頁 ISBN4-87294-352-X 品切れ 第9章 十五歳の夏のソ満国境酷薄劇 第10章 引揚までの長春居候生活一年 第11章 引揚船興安丸 第12章 むすびに−陸軍の日本植民地支配の15年 |
![]() |