山梨近代史論集

有泉 貞夫編
(山梨県史編纂専門委員/1932年生まれ)  

2004年3月刊 
ISBN4-87294-313-9
A5判・382頁・上製本・函入

9900円
『山梨県史』近現代部会長として活躍される有泉貞夫氏の古稀を記念して、県史編纂に参加したメンバーが集まり、山梨県の近現代史の諸問題を論究。
 いずれも十年余の史料収集と検討をふまえ、各人の関心を深化させた力作ぞろいである。
【主要目次】 * は再録
善光寺灯籠仏占い禁止前後 * 有泉 貞夫
梵鐘売却一件 秋山 敬
明治の交通地理と道路県令 加藤 要一
明治十七年の郡内地方における自由党員の動向 佐藤 弘
山梨県における中央線の開通と地域経済 牛島 利明
日露戦争と山梨県民 山本 多佳子
若き日の湛山と兆民−湛山思想の源泉を探る−* 浅川 保
第一次世界大戦前の山梨農村における消費の構造 斎藤 修・尾関 学
山梨県の物的純生産推計
−1890〜1941年
島袋 善弘
「ハラショウ」と呼ばれた男
−昭和初期 山梨におけるプロレタリア芸術運動の一断面−
飯野 正仁
山梨殖産銀行の成立−県是銀行の一形態 池上 和夫
湖上の攻防−河口湖渡船をめぐって− 中村 章彦
甲州選挙語彙 杉本 仁・有泉 貞夫
宮崎汀亀とその俳諧 白倉 一由
有泉貞夫氏の「思考の始まる場所」−1960年代の国会図書館− 大門 正克
有泉さんと共に三十八年 色川 大吉
有泉貞夫年譜・著作目録
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