愛知大学綜合郷土研究所研究叢書O
三河地方知識人史料

田崎 哲郎編著
(愛知大学教授/1934年生まれ)

2003年4月刊 
A5判・678頁・上製本・函入
ISBN4-87294-286-8
14800円
『在村の蘭学』『地方知識人の形成』(名著出版)の著者が、足で集めた史料を翻刻収録。江戸時代には地方でも文字を知る人々が次第に増え、俳句や和歌のグループ、お茶や生花を嗜む者、医学・儒学・国学などを学ぶ者、宗教的研鑚を深める人々、農業面の新技術の導入に努める人たちなどが増加していき、幕末期には、このような地方知識人の厚い層が形成されていた。本書は、各種の門人帳、書簡、蔵書目録、記録類をもとに、江戸後期から明治前期の三河(愛知県東部)の地方知識人の全体像を示す。
【主要目次】
第1章 三河地方知識人概観 
第1節 在村知識人の成長
第2節 地方知識人をどう捉えるか―三河を例に―
附:私の著書
第3節 奥三河の村の知識人
附:半原の佐藤将監について
第4節 明治前期地方医師の概況―明治12年碧海郡『医師人名簿』―
第2章 三河関係 門人帳・人名録
第1節 鈴木梁満門人帳
附:五束斎木朶交友の一端
第3節 蓬宇人名録
第4節 諸道の門人帳
第5節 仙厳堂寺子屋門人帳
第3章 国学者関係史料―羽田野敬雄を中心に―
第1節 羽田野敬雄から村上忠順宛書簡
第2節 羽田野敬雄から酒井利亮宛書簡
第3節 平田家から東三河への書簡
第4節 羽田野敬雄編『故草鹿砥宣隆神主従皇都書簡』
第5節 『狭蝿乃佐夜藝』 
附:穂井田忠友本の普及
第4章 医家関係史料―酒井利亮を中心に―
第1節 酒井利亮『肺肝録』
第2節 『瑤翠亭酒井氏蔵書目録』
第3節 伊藤両村から酒井利亮宛書簡
附:『大日本史』の波紋
第5章 諸記録
第1節 『土倉玄忠一代記録』
第2節 『中興年代記』
第3節 渥美郡山田村泉福寺から叡山宛書簡
―嘉永7年 東海大地震をめぐって―
第4節 明治16、7年 三遠地方景況一斑
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