柳田國男の書物 |
|
本書は、『柳田國男 書目書影集覧』(1994年)、『柳田國男 私の歩んできた道』(1998年、い ずれも岩田書院刊)に続く、著者の3冊目の書物である。柳田國男の八十余年に及ぶ全生涯の活動と業績は、日本民俗学のみならず、広範囲にわたっている。本書では、柳田が残した膨大な著作物をとりあげ、その書物が書かれたり編まれたりする企画の段階から、編集・印刷・発行までに関わる人々の様々な思いを、書誌学的データから明らかにする。 | ||
【主要目次】 | ||
序にかえて(柳田冨美子) | ||
T 柳田國男の書物 | ||
柳田國男の書物 | ||
書物の著され方 | ||
書物の広がり | ||
著作集・全集の刊行経緯 | ||
U 初期著作の印行 | ||
兄 井上通泰と『遠野物語』 | ||
田中増蔵[聚精堂]と今井甚太郎[杏林舎] | ||
V 講義録と教科書 | ||
高等教育と講義録 | ||
初等・中等教育と講義録 | ||
教科書の中の柳田國男 | ||
W 書物と周辺事項 | ||
啓蒙思想家としての柳田國男 | ||
柳田國男の旅と書目 | ||
柳田國男の書簡 | ||
柳田國男の著作目録 | ||