柳田國男の書物
―書誌的事項を中心として―


田中 正明著
(二松学舎大学講師/1942年生まれ)

2002年12月刊
A5判・428頁・上製本・函入
ISBN4-87294-272-8
12800円

本書は、『柳田國男 書目書影集覧』(1994年)、『柳田國男 私の歩んできた道』(1998年、い ずれも岩田書院刊)に続く、著者の3冊目の書物である。柳田國男の八十余年に及ぶ全生涯の活動と業績は、日本民俗学のみならず、広範囲にわたっている。本書では、柳田が残した膨大な著作物をとりあげ、その書物が書かれたり編まれたりする企画の段階から、編集・印刷・発行までに関わる人々の様々な思いを、書誌学的データから明らかにする。
【主要目次】
序にかえて(柳田冨美子)
T 柳田國男の書物
柳田國男の書物
書物の著され方
書物の広がり
著作集・全集の刊行経緯
U 初期著作の印行
兄 井上通泰と『遠野物語』
田中増蔵[聚精堂]と今井甚太郎[杏林舎]
V 講義録と教科書
高等教育と講義録
初等・中等教育と講義録
教科書の中の柳田國男
W 書物と周辺事項
啓蒙思想家としての柳田國男
柳田國男の旅と書目
柳田國男の書簡
柳田國男の著作目録
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