中世史研究叢書B
中世筑前国宗像氏と宗像社


桑田 和明著
(福岡県立図書館/1953年生まれ)

2003年5月刊 
A5判・520頁・上製本・函入
ISBN4-87294-264-7
11800円
南北朝・室町時代から織豊時代にかけての、宗像氏と宗像社に関する論考を中心に収録。古代宗像社の大宮司であり中世鎌倉幕府の御家人であった宗像氏の動向や家臣団構成などを、その発給文書の検討を通して明らかにし、秀吉の九州再国分にいたるまでを論究。
【主要目次】
第1編 南北朝・室町時代の宗像氏と宗像社
第1章 南北朝時代の宗像氏と少弐氏
第2章 南北朝・室町時代の宗像社と諸郷
第3章 室町時代の若宮庄と宗像氏
第2編 室町・戦国時代の宗像氏
第1章 室町・戦国時代の宗像氏の動向と大内氏
第2章 大内氏の滅亡と宗像氏
第3章 戦乱と宗像氏貞の渡海・在島・所領回復
第4章 宗像氏貞の遠賀郡進出と支配
第5章 戦国時代における宗像氏の家臣構成
第3編 宗像氏の支配と発給文書
第1章 天正九年の合戦と戸次・宗像両氏の文書
第2章 「新撰宗像記考證」について
第3章 宗像氏発給文書と花押
第4章 宗像氏発給文書の一考察
第4編 戦国時代の終焉と豊臣政権
第1章 豊臣秀吉の九州再国分と領主
第2章 九州再国分と「与力」「合宿」編成
別編 海の領主宗像氏と宗像社
第1章 中世の宗像社と浦・島
第2章 宗像氏と漁場相論
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