愛知大学綜合郷土研究所研究叢書N
ヤマチャの研究
日本茶の起源・伝来を探る


松下  智著
(元愛知大学教授/1930年生まれ)


2002年4月刊ISBN4-87294-244-2
A5判・242頁・上製本・函入り
4800円
「日本の自生茶とも言われて来たヤマチャについて、その実態を照葉樹林地域、焼畑地域、林業地域、稲作地域と概見した結果、歴史的にも植物学的にも、日本に自生茶樹は認められないという結論に至った。」(本書「あとがき」より)
 昭和28年にヤマチャの全国的な調査に着手して以来、九州から東北地方にいたるヤマチャ生育地の大部分を実地調査してきた著者の「ヤマチャ」研究の総括。ヤマチャは中国渡来のものという著者の結論は、緑茶品種の最新のDNA解析などの成果とも一致する。
【主要目次】
プロローグ 茶の原産地と日本茶の伝来/ヤマチャ研究略史
第1章 ヤマチャの植物学的特性
ヤマチャの分類/ヤマチャの形態/ヤマチャの生態/ヤマチャの分布/ヤマチャと地質/ヤマチャと考古学
第2章 照葉樹林地域のヤマチャ
九州山地/四国山地/奈良公園・吉野山地/伊勢地方/東海地方
第3章  焼畑地域のヤマチャ
九州山地/四国山地/吉野山地/三河山地/遠州山地/南信地方
第4章  林業地域のヤマチャ
三河山地/遠州山地/秩父山地/東北地方/三重県南部/吉野山地/四国山地/九州山地
第5章  稲作地域のヤマチャ
三河中山間地/静岡県北遠山間地/
佐賀県東脊振村(神谷平「脊振千坊跡の植物とチャ」/岡崎敬「考古学からみた脊振山」/森靖雄「近世脊振山の製茶について」)
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