中世南奥の地域権力と社会 小林 清治編 (福島大学名誉教授/1924年生まれ) 2002年1月刊 A5判・380頁・上製本・函入 ISBN4-87294-226-4 7900円 品切れ |
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中世の南奥(南奥州)、すなわち主として現在の福島県地方に関する諸問題を3部に構成 | |
【主要目次】 | |
T 中世南奥の政治と権力 | |
官務家領陸奥国安達荘の成立 安達荘立券に中央の政治情勢が深く関わっていることを指摘 |
遠藤 巌 |
親房書簡から奥羽・東国の動乱をみる ―南奥羽国人と北関東国人の連携― |
伊藤 喜良 |
石塔氏小考―義房と子息頼房・義基 足利尊氏の奥州支配に大きな役割を果たした石塔氏の基礎的研究 |
渡部 正俊 |
稲村・篠川両公方と民部少輔朝宗 鎌倉から下着した両公方の存立基盤と、在地の中小国人層 |
小豆畑 毅 |
U 南奥の大名と国人 | |
中世両田村氏(藤原姓・平姓)について 陸奥国田村庄(福島県)の領主田村氏の系統について再検討 |
若松 富士雄 |
出羽国置賜郡における伊達氏領国 ―『段銭古帳』による歴史地理学的研究― |
菊池 利雄 |
白川義親の家督継承をめぐって 戦国大名白川義親の家督継承が、宗家簒奪ではないことを説く |
佐川 庄司 |
V 戦国期南奥の政治的社会と文化 | |
戦国争乱期の使者と飛脚 伊達政宗の戦局展開のかげに、使者と飛脚の働きがあったことを解明 |
高橋 健一 |
向羽黒山城と「巌館銘」―戦国の城を詠った漢詩文 会津の葦名盛氏が築いた向羽黒山城を詠った漢詩文の内容を読解 |
高橋 充 |
戦国期南奥の武士と芸能 蹴鞠、連歌、能・乱舞、茶の湯などと、政治・外交との相互作用 |
小林 清治 |