戦国期東国の大名と国衆

黒田 基樹著
(駒澤大学・立教大学非常勤講師/
1965年生まれ)


2001年3月刊
A5判・466頁・上製本・函入り
ISBN4-87294-194-2
9900円

前著『戦国大名と外様国衆』(文献出版)、『戦国大名領国の支配構造』(岩田書院)のあとをうけ、北条氏以外の大名権力とその領国を素材とした検討、戦国期初頭における国衆の具体的追究、国衆の領域支配の実態への接近、大名・国衆関係を踏まえた既往の政治秩序の機能についての再把握、などを通して、戦国期領域権力の本質解明に迫る。
【主要目次】
序論 戦国期東国の大名と国衆
第T部
第1章 戦国期扇谷上杉氏の政治動向
―朝良・朝興を中心として―
第2章 扇谷上杉氏と渋江氏
―岩付城との関係を中心に―
第3章 武田氏の西上野経略と甘利氏
第4章 北条氏の駿河防衛と諸城
第5章 北条氏の上野館林領支配
第U部 
第6章 戦国期の三浦氏
第7章 武蔵北西部における地域権力の動向
第8章 戦国期下総国の政治構造に関する一考察
―臼井原氏の基礎的検討―
第9章 上野由良氏の発展と展開
第10章 武田氏の駿河支配と朝比奈信置
第11章 遠江高天神小笠原信興の考察
付論1 北条氏と内房正木氏
付論2 下野佐野氏と「下野須賀文書」
第V部 
第12章 上杉謙信の関東侵攻と国衆
第13章 古河公方・北条氏と国衆の政治的関係―足利義氏の森屋城移座を素材として―
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