岩田書院ブックレット5
世界の文書館


小川 千代子著 (国際資料研究所)

2000年4月刊
A5判・128頁・並製本
ISBN4-87294-168-3
1400円

2004年9月 2刷出来


文書館を見ること、それはその国の文化の基礎を見ることに他ならない。
その意味で、文書館は文化のモノサシなのである。
日本の既存文書館の多くは「歴史資料」の保存と利用のための機関としての業務と役割を担っている。ところが、諸外国にあっては、国の文書と記録の管理についての全体的な権限を有するのがナショナル・アーカイブズ(国立文書館)なのである。
本書では、電子記録の時代へ向けて、著者のこれまでの訪問調査の結果と最近の情報をあわせて記述し、世界の文書館事情を紹介する。
【収録内容
第1章  ヨーロッパの文書館
スウェーデン/フランス/ドイツ/イギリス/オランダ
第2章 アメリカの文書館
アメリカ合衆国のアーカイブズ事情/アメリカ国立公文書記録管理庁/ロチェスタ市文 書館/ウオルト・デイズニー・アーカイブズ/アメリカのアーキビスト養成と資格制度/カナダ・ウインザー市文書館
第3章 中国の文書館
中国国家档案局/中国百万人のアーキビストと専門教育/档案雑誌/香港・台湾・マカオ
第4章 アジア・太平洋地域の文書館
東アジア/東南アジア/中央アジア
第5章 アフリカの文書館
アルジェリア/シエラレネオ/ジンバエブ/セネガル/今日のゲリラは明日の政権/他
終章 文書館−文化のモノサシ−
補章 21世紀を前に−電子記録の時代へ−
付録  ICA国際文書館評議会カテゴリーA(国立文書館)会員名簿
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