岩田書院ブックレット4
市史編纂から文書館へ

小松 芳郎 著
(松本市文書館長)

2000年4月刊
A5判・132頁・並製本
ISBN4-87294-165-9
1400円
2011年4月*2刷


『松本市史』編纂事業の過程で収集・整理された諸史料を保存、活用する施設として、松本市文書館が平成10年10月に開館した。編纂の開始から数えて9年6か月目の開館である。
本書は、市史編纂の開始から完了、そして文書館の設立までの実践の記録。


収録目次

第1章 松本市史編纂の経過と課題
第1節 市史編纂と諸課題
市史編纂の経過/誰のための市史編纂か/関係史資料の保存と活用/地域を学ぶために/おわりのない市史編纂

第2節 市史編纂をふりかえる
市史編纂と刊行/新たな試みの中で/膨大な史料を求めて/大勢の協力の賜物/編纂室と編集作業/史料の保存と活用/市史を読む

第3節 『松本市史編さん室だより』

第2章 文書史料の調査・活用・保存
第1節 文書史料の調査と活用について
文書史料調査の実施/調査史料の整理/問題と課題/編纂以後

第2節 文書史料の保存について−所蔵者のがわから−
史料の保存例/史料の保存

第3節 史料保存をめぐって
史料・人・地域を結ぶネットワークを考える/人と史料の出会い/地域の人とともに史料の整理を/永久保存
 

第3章 旧役場文書の整理・保存・活用
第1節 旧役場文書の整理と保存
史料整理の目的と基本的立場/手順/整理作業

第2節 旧役場文書の一考察
文書を生み出した村/時期別にみた文書点数/公文書の廃棄/今後の保存と活用


第4章 松本市文書館の設立
第1節 文書館開館の経過
市史編纂事業と文書館的施設構想/文書館的施設の開設準備/松本市文書館の開館/今後の課題

第2節 松本市文書館の案内



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