相模国 村明細帳集成
全3冊・別冊1


青山 孝慈著
(元神奈川県史編集事務局/

1930年生まれ)

青山 京子編


2001年7月刊/ISBN4-87294-005-9
B5判・2840頁・上製本・セット函入
揃50000円(分売不可)

 相模国の「村明細帳」を、郡別・年代順に全3冊に集成。別冊として、総目次と解題を付す。
 慶長19年(1614)から明治13年(1880)までの「村明細帳」837点と、その関連史料合計143点を収録。ほとんど同文の史料の場合でも、所蔵者が違えば収録した。また、同村の史料で年次が異なる場合、史料の性格上、同文のものが多いが、重複しても全文を収めた。
 本集成は『神奈川県史』の巻外編ともいえるものである。『神奈川県史』約50巻は 1967年から約20年をかけて完成したが、編者の青山孝二慈氏は、この事業の2年目から完成まで事務局に在籍し、ほとんど近世部門を担当した。
 村明細帳(むらめいさいちょう)は、村鑑・村差出帳などともいわれるが、相模では「書上帳」と呼ばれることが最も多い。江戸時代、一村ごとの概況を記した村政要覧で、領主が命じて各村に書き出させた。その記載項目は、その成立年代によって多少異なるが、領主・村高・反別・人口・戸数・寺社・牛馬・山林・水路・農作物・小作値段など、各般にわたり、近世の村政を知るうえの基本史料である。
【主要目次】( )内は収録史料点数
第1巻 
三浦郡(160)・鎌倉郡(110)・高座郡(169) 1038頁
第2巻 
津久井郡(122)・愛甲郡(85)・大住郡(125) 822頁
第3巻 
淘綾郡(56)・足柄下郡(78)・足柄上郡(238) 920頁
別冊
収録史料目次・解説 60頁

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