No.969(2016.10)

【売上げが20年前の水準に落ちた】

 今年7月の地方小出版流通センターからの入金が、153万円だった。これは1995年以来の低水準(同年11月:147万円、12月:155万円)。この年は創立2年半で、刊行点数も40点である。その売上高と、創立23年・刊行点数970点を超えている今の売上高とが同じってどういうことよ。地方小は、岩田書院の書店経由の販売額の90%以上を占める。今年の7月分は、大阪のジュンク堂千日前店の閉店にともなう返品があったりして、ただでさえ少ない売上が、削られた。
 以前は、週2回の納品で毎回50万円、それに新刊の売上げが入って、月500万円くらいあったが、最近は1回の納品が30万円以下、月300〜400万円で推移している。この売上げで大丈夫か、って?。もちろん大丈夫じゃない。この他に、出版助成金やら編著者の買上げや、個人への直販の売上げなどがあって、なんとか回っている。
 と言ってるうちに 8月も終わったが、8月の総売上が280万円しかない。これまた1995年と同じ水準である。こうして、だんだん企業規模が元に戻っていくんだろうな。