No.344  2004年11月

現代DM事情

 最近、妙な(?)DMが増えている。妙な、といってもたいしたことではないのだが、郵便物の差出人が佐川急便になっていて、依頼人が別にいるのである。たとえば、岩田書院がDMを出そうとした場合、佐川急便に業務を委託して、佐川が差出人になって、自社のメール便ではなくて、郵便物として郵政公社に持ち込む、ということである。だから、住所不明で戻る場合も、いったん佐川に戻ることになる。
 なんでこんなことをするかというと、DMを大量に出す場合の割引率が大きいので、佐川の中間手数料を差し引いても、岩田書院が個別に郵政公社に持ち込むより安い、ということになる。配達の精度からいうと、郵政公社>ヤマト運輸>佐川急便、という感じだが、これだと配達は郵政公社だから、安心。転居先まで届けてくれます。
 でも、これって、佐川だけが中間手数料を儲けているような気がしませんか…。


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