No.1123(2021.06)

【総額表示】

 今年(2021年)4月から、総額表示(税込表示)が義務づけられますが、岩田書院は「無視」して、従来どおり【本体価+税】の表示です(罰則規定もないし)。出版物の場合は本に価格表示を印刷するので(岩田書院の場合は奥付にも印刷)するので、税率が変更されると、総額表示が変わってしまうためです。
 ただし、新聞広告は、総額表示でないと広告を掲載してくれないため、総額表示にしてあります。学会誌などは、そのような規制をしているところはほとんどないので、従来どおりの本体価表示です。もちろん、岩田書院が自分で発信する場合、すなわち、ホームページ、図書目録、新刊ニュースなど、すべて本体価表示です。
 出版業界では、スリップ(という、本に挟んである短冊状のもの)に、税込表示をして総額表示をしたことにしよう、という話しだが、誰がそんなところを見る?。そもそも、「スリップのボウズ部分」と言って、わかる人は、この業界の人くらいだろうに。何を姑息な。
 ま、業界として要望をだし、反対するのはいいけど、法律に違反しろ、とは言えないのは、わかりますけどね。