アーカイブズ学研究

日本アーカイブズ学会編 (会長:保坂裕興)

http://www.jsas.info/


第39号(2023.12)
A4/93p 2500円
特集:2023年度大会関係「アーカイブズ編成・記述の現在―国際的動向を背景に―」
 民間史料における編成と記述の再確認
 ―整理現場の視点から―
清水 邦俊
 東京大学文書館におけるシリーズ・システム導入の試み
 ―現状と課題について―
千代田裕子
 アーカイブズ記述の新標準:
 Records in Contexts(RiC)をめぐる最新動向と今後の展望
元  ナミ
 アーカイブズ編成・記述の現在:3つの壁を越える 坂口 貴弘
 参加記
田中智子
坂本昭彦
「労働アーカイブズの現状と課題―法政大学大原社会問題研究所の事例より」を聴講して 森井 雅人
書評  
 友岡史仁著『行政情報法制の現代的構造』 田口 一博
 スー・マケミッシュ他編、安藤正人監修、石原一則他訳
 『続・アーカイブズ論―記録のしくみと情報社会―』
古賀  崇
 柳与志夫監修、加藤諭・宮本隆史編『デジタル時代のアーカイブ系譜学』 井上 奈智
紹介  
 宮間純一編『公文書管理法時代の自治体と文書管理』 平尾 直樹
 石塚伸一編著『刑事司法記録の保存と閲覧―記録公開の歴史的・学術的・社会的意義―』 新見 克彦
 友岡史仁編著『公文書管理―自治体条例制定・文書管理保存実務―』 柏原 洋太

第38号(2023.06)
A4/105p 2500円
組織アーカイブズにおける真正なデジタル記録の長期保存の要件 −Archivematicaを用いた検討− 金甫榮
渡邉英徳
<小特集 2022年度第1回研究集会>  
 レコードキーピングにおいて世界を先導するオーストラリアの革新 −それを支えた人々、出来事、環境− エイドリアン・カニンガム
 参加記 中村友美
/渡邉佳子
認証アーキビスト養成コース開設記念シンポジウム  
 「アーカイブズ専門職拡充と大学の役割」参加記 田口 志織
書評  
 『バチカン図書館所蔵マリオ・マレガ資料の総合的研究』 高山 征季

第37号(2022.12)
A4/155p 2500円
知のアーカイブ、歴史のアーカイブ
─ニュートン資料を通してみる─
根本  彰
<大会特集:DX時代のアーカイビング>  
 守るべき記録の特性と進めるべき業務の電子化 橋本  陽
 DX時代の公文書管理
 ─『デジタルWG報告書』に寄せて─
岡崎  敦
 行政のオープンネスとフェアネス
 ―デジタル庁でDXに取り組む「民間採用人材」の視点から―
大橋正司
関治之
 DX時代のアーカイブズに必要なことは?
  ―アーキビストからの素朴な問い―
金  甫榮
 「DX時代のアーカイビング」によせて 福島 幸宏
 参加記
菱木風花
宇野淳子
逢坂裕紀子
*「DX」は、デジタル・トランスフォーメイション(デジタル変革)。
スペイン中央行政記録の段階的管理の特性 則竹 理人
若きアーキビストのための記録管理入門
―グローバル・スタンダードの記録管理とは何か―
小谷 允志
シンポジウム参加記「アーカイブズ専門職問題の新潮流」 野村 綾子
書評  
 阿久津美紀著
 『私の記録、家族の記憶―ケアリーヴァーと社会的養護のこれから―』
林  美帆
紹介
 三宅弘著『知る権利と情報公開の憲法政策論
   ―日本の情報公開法制における知る権利の生成・展開と課題―』
小林 直樹
 『O&M情報 復刻版』 坂本 昭彦
 高知県の学校資料を考える会編
  『学校資料を残す・伝える―小中学校・高校に残る地域資料の世界―』
小林 未苑
 蛭田廣一編『地域資料サービスの展開』『地域資料のアーカイブ戦略』 子安 伸枝
 川岡勉編『中世後期の守護と文書システム』 千葉 篤志
 天野真志・後藤真編
  『地域歴史文化継承ガイドブック―付・全国資料ネット総覧―』
小関悠一郎

第36号(2022.06)
A4/119p 2500円
室町幕府の文書管理 ―南北朝〜室町初期を中心に― 田中  誠
電子記録研究の現在:2004年以降の回顧と展望 橋本  陽
動向  
 シンポジウム「公文書管理法後の自治体と文書管理」に参加して 定兼  学
 日本アーカイブズ学会2021年度第1回研究集会「アーキビスト教育の新展開 ―大阪大学・島根大学における認証アーキビスト養成の取り組み−」参加記 牧野 元紀
 地方史研究協議会シンポジウム 「非常時の記録保存と記憶化を考える―コロナ禍の<いま>、地域社会をどう伝えるか―」に参加して 工藤 航平
書評  
 根本彰著『アーカイブの思想―言葉を知に変える仕組み―』 寺澤 正直
 渡邉佳子著『近代日本の統治機構とアーカイブズ―文書管理の変遷を踏まえて―』 小幡 圭祐
 大阪大学アーカイブズ編『アーカイブズとアーキビスト―記録を守り伝える担い手たち―』 エドワルド・バールィシェフ
村田光司
白井哲哉
 小谷允志編著『公文書管理法を理解する―自治体の文書管理改善のために―』 太田 富康
紹介  
 平川千宏著『市民活動 資料の保存と公開―草の根の資料を活用するために―』 長島 祐基

第35号(2021.12)
A4/208p 2500円
行政機関で作成された映像資料とその管理手順
 −国立公文書館蔵「平5総」「平25内府」の映像資料群を事例に−
山永 尚美
<特集 2021年度大会関係>
 講演 公文書管理法の10年
  −何が変わって何が変わらなかったのか−
三木由希子
 企画研究会:公文書管理法の10年−これまでとこれから−
  公文書管理法の10年−官と民の間で− 下重 直樹
  管理法施行10年−今、館の外で考えること− 小高 哲茂
  地方公共団体のアーキビストとして
   −この10年を振り返る−
蓮沼 素子
  公文書管理法施行10年で見えてきたこと
   −国立大学文書館に勤務する立場から−
森本 祥子
  「公文書文化」の形成に向けて
   −外交記録公開制度を事例とする一考察−
高橋 和宏
 参加記 大野綾佳/
鈴木麻里/
富田健司/
目黒陽子
過去に敬意を 未来に力を
 −サンフランシスコGLBT歴史協会の30年−
ジェラード・コスコヴィッチ
(藤吉圭二訳)
大学アーカイブズにおけるデジタル記録の管理と保存への対応を考える
 −立教大学共生社会研究センター オンラインセミナー
  「大学におけるデジタル・レコードキーピング−シドニー大学の挑戦−」参加記−
元  ナミ
アーキビスト認証
 −国立公文書館におけるアーキビスト養成の取組−
幕田 兼治
追悼 青山英幸さんの研究活動など 冨善 一敏
    青山英幸 主要研究業績  
書評  
 小島道裕・田中大喜・荒木和憲編『古文書の様式と国際比較』 小島 浩之
 坂田聡編『古文書の伝来と歴史の創造』 馬部 隆弘
 ブリュノ・ガラン著『アーカイブズ』 金子彩里香
 柳与志夫ほか編『デジタルアーカイブ・ベーシックス』第1期全5巻 古賀  崇
紹介  
 関東弁護士会連合会編『未来への記録』 柏原 洋太
 三宅弘『「情報公開法改正」「公文書管理」の論点整理ハンドブック』 佐藤正三郎
 宮前良平『復興のための記憶論』 雲然 祥子
 宮間純一編『歴史資源としての城・城下町』 小池 駿介
 滋賀県立公文書館編『歴史公文書が語る湖国』 嶋田 典人

第34号(2021.06)
A4/150p 2500円
特集【2020年度大会】企画研究会:社会の多様性とアーカイビング
 講演 日本のアーカイブズ論の歩みに学ぶ 高橋  実
 オーストラリア先住民の<記憶の管理>実践から、アーカイブズ学の諸概念を再考する 清原 和之
 歴史資料の非対称性と歴史研究 檜皮 瑞樹
 「社会の多様性とアーカイビング」へのコメント 辻川  敦
 参加記 亀野彩
蓮沼素子
福江菜緒子
中村友美
ヨーロッパにおける中近世アーカイブズに関する近年の研究動向 湯上  良
国文学研究資料館におけるクラウドファンディングを通した情報発信の試み 加藤 聖文
書評  
 熊本史雄『史料で読み解く日本史3 近代日本の外交史料を読む』 長谷川 怜
 服部龍二『外交を記録し、公開する−なぜ公文書管理が重要なのか−』 日向 玲理
紹介  
 小池聖一『アーカイブズと歴史学−日本における公文書管理−』 下重 直樹
 早川和宏監修 地方公共団体公文書管理条例研究会著 『こんなときどうする? 自治体の公文書管理−実際にあった自治体からの質問36−』 関根  豊
 阿部武司『アーカイブズと私−大阪大学での経験−』 加藤  諭
 岸本允弘『戦前期南氷洋捕鯨の航跡−マルハ創業者・中部家資料から−』 伊藤  匠
 毎日新聞取材班『公文書危機−闇に葬られた記録−』 須田 佳美

第33号(2020.12)
A4/135p 2500円
戦後日本企業の記録管理におけるアーカイブズ機能の形成に関する一考察 −「山一證券資料」を素材に− 金本 弘之
日本近世アーカイブズ資源研究(2004-2019)をふり返って
−文書管理史を中心に−
冨善 一敏
アーキビストの足跡
−専門的職務と一般職とのはざまで−
水野  保
「デジタルをおそれずに」
−電子記録の保存に関する2つの取り組み−
平野  泉
書評  
 吉江貴文『近代ヒスパニック世界と文書ネットワーク』 森脇 優紀
 スー・マケミッシュ、マイケル・ピゴット、バーバラ・リード、フランク・アップウード編/安藤正人・石原一則・坂口貴弘・塚田治郎・保坂裕興・森本祥子訳『アーカイブズ論−記録のちからと現代社会−』 清原 和之
 小川千代子・菅真城・大西愛『公文書をアーカイブする−事実は記録されている−』 中臺 綾子
紹介  
 地方史研究協議会編『学校資料の未来−地域資料としての保存と活用−』 阪本 美江
 佐藤孝之・三村昌司『近世・近現代 文書の保管・管理の歴史』 工藤 航平
 矢田俊文編『戦国期文書論』 平野 明夫
 Luciana Duranti and Patricia C.Franks eds.,
Encyclopedia of Archival Writers,1515*-2015
橋本  陽

第32号(2020.06)
A4/116p 2500円
アーカイブズ資料情報システムの構築と運用
―AtoM(Access to Memory)を事例に―
金  甫榮
アーカイブズ学の回顧と展望
―アーカイブズ学総論2004-2019―
坂口 貴弘
動向  
『オーストラリア国立公文書館旧蔵日系企業記録ガイド』の刊行について 安藤 正人
「民間史料保存におけるアーキビストと司書」参加記 曽根 和久
「薬害の記憶を伝えるために―薬害資料館をイメージする―」参加記 景山 千愛
書評 白井哲哉『災害アーカイブ―資料の救出から地域への還元まで―』 天野 真志
紹介  
 榎澤幸広・清末愛砂『公文書は誰のものか?―公文書管理について考えるための入門書―』 岡ア 彩香
 瀬畑源『公文書管理と民主主義―なぜ、公文書は残されなければならないのか―』
 新藤宗幸『官僚制と公文書―改竄、捏造、忖度の背景―』
前川 友太
 荒武賢一朗・高橋陽一『古文書がつなぐ人と地域―これからの歴史資料保全活動―』 川上 真理
 小谷允志、浅田厚志、吉田武志、宮本典子、中村崇高、鎌岡徳幸『社史・アーカイブ総研の挑戦―組織の歴史承継を考える―』 野秋 誠治

第31号(2019.12)
A4/127p 2500円
アーカイブズ取材から見えた日本の病理 松岡 資明
<大会企画研究会:社会が求めるアーカイブズ>
 児童相談所と児童養護施設の記録から問う
  −ケアリーヴァーにとっての記録とは何か−
阿久津美紀
 記録を残し、公開することの意味
  −旧優生保護法、ハンセン病の記録を題材に考える−
薄井 達雄
 記録を守る−「過去」の保全および人々の権利と尊厳− 藤吉 圭二
大会参加記 荒川理佐
荒木康輔
山川道子
古賀 崇
動向 第24回史料保存利用問題シンポジウム
 「史料保存利用運動の再検証とアーカイブズの未来」参加記
柏原 洋太
書評  
 高埜利彦『近世史研究とアーカイブズ学』 青柳 周一
 横田冬彦『日本近世書物文化史の研究』 小川 和也
 三宅弘『監視社会と公文書館−森友問題とスノーデン・ショックを超えて−』 早川 和宏
 佐藤知久・甲斐賢治・北野央『コミュニティ・アーカイブをつくろう!せんだいメディアテーク「3がつ11にちをわすれないためにセンター」奮闘記』 筑波 匡介
 石原香絵『日本におけるフィルムアーカイブ活動史』 山永 尚美
紹介 鈴木俊幸『書籍文化史料論』 藤實久美子

第30号(2019.06)
A4/95p 2500円
オーストラリアにおける先住民の記録の管理と記憶の継承 −レコード・コンティニュアム理論が拓く多元的管理の可能性− 清原 和之
奈良女子大学附属小学校所蔵資料の実物保存にむけての取り組みについて 阪本 美江
薬害アーカイブズの構築に関する研究集会の背景と活動 齋藤 柳子
「薬害アーカイブズ−現状と課題−」参加記 景山 千愛
「地域持続におけるアーカイブズやアーキビスト等の果たす役割」参加記 金本 弘之
紹介  
 瀬畑源『公文書問題−日本の「闇」の核心−』/松岡資明『公文書管理と日本の病理』 芳澤 直之
 高山正也監修 壺阪龍哉・齋藤柳子・清水惠枝・渡邉佳子 『文書と記録−日本のレコード・マネジメントとアーカイブズへの道−』 大西 智子

第29号(2018.12)
A4/155p 2500円
業務分析に基づく民間組織の記録とアーカイブズの管理に関する試論 金  甫榮
<特集:2018年度大会関係「アーカイブズとアカウンタビリティ」>
 意思形成過程の公文書の作成・保存と情報公開 宇賀 克也
 時間軸から見る公文書とアカウンタビリティ
  −公文書作成現場、外交文書の意義、移行期正義−
川島  真
 政府・自治体の情報公開とアカウンタビリティ
  −「遡及的検証」の実現のために−
古賀  崇
 アカウンタビリティを支える公文書管理制度とレコードキーパー
  −Australasiaの公記録法の視点から−
大木 悠佑
「アーカイブズとアカウンタビリティ」再考
  −ファシリテーターの自問自答−
平野  泉
 参加記 五十嵐和也
加藤絵里子
嶋田典人
シンポジウム「自治体アーカイブズの現状と公文書管理制度」参加記 齋藤 柳子
研究集会「「アーキビストの職務基準書」を検討する」参加記 宮平さやか
書評 冨善一敏『近世村方文書の管理と筆耕−民間文書社会の担い手−』 山崎 一郎
紹介  
 飯南町旧役場文書調査団編『島根県飯石郡飯南町旧役場文書調査報告書』 青木  然
 Anthony Cocciolo.【Moving Image and Sound Collections for Archivists. 石原 香絵

第28号(2018.06)
A4/88p 2500円
昭和戦後期秋田県の文書管理と史料保存利用運動
 −昭和20年代・30年代−
柴田 知彰
イタリア統一前後におけるアーキビスト
 −制度の確立と理論的発展−
湯上  良
JSAS/LSS主催シンポジウム「情報管理専門職をめぐる民間企業と大学・学界
−記録情報管理の現状と研究教育・人材育成−」参加記
清水ふさ子
研究集会「新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)の取組みと課題」参加記 池永 禎子
書評  
 工藤航平
 『近世蔵書文化論−地域<知>の形成と社会−』
榎本  博
紹介  
 中京大学社会科学研究所アーカイブズ研究プロジェクト編  『地方公共団体における公文書管理制度の形成−現状と課題−』 篠崎 佑太

第27号(2017.12)
A4/157p 2500円
新たなアーカイブズ記述の国際標準
 Records in Context(RiC)への対応に係る課題の抽出
寺澤 正直
座談会:日本におけるアーカイブズ学の発展 安澤秀一
大藤 修
安藤正人
<特集:2017年度大会「日本アーカイブズ学会登録アーキビスト精度の発展をめざして」>
講演:日本のアーカイブズ制度を回顧する 高埜 利彦
アーキビスト養成の国際的動向
 −能力保障型の人材育成−
保坂 裕興
わが国におけるアーキビスト育成の取り組み
 −職務基準書を用いたアーカイブズ専門職制度の開発−
加藤 丈夫
参加記  
 大きな文脈の中に位置づける
  −アーカイブズ専門職の職務と倫理−
松崎 裕子
 日本アーカイブズ学会2017年度大会に参加して 田嶋 知宏
 日本アーカイブズ学会2017年度大会に参加して 高村 恵美
<小特集:2016年度第2回研究集会>
 水俣病情報センターの資料整備と活用
  −水俣病研究における歴史的資料の意義−
蜂谷 紀之
 参加記 佐藤 崇範
2016年度アーカイブズ・カレッジ修了論文報告会に参加して 鈴木三美子
書評  
 国文学研究資料館編
  『社会変容と民間アーカイブズ−地域の持続へ向けて−』
板垣 貴志
紹介  
 久留島典子・高橋則英・山家浩樹編
  『文化財としてのガラス乾板−写真が紡ぎなおす歴史像−』
吉川也志保
 渡辺尚志編
  『アーカイブズの現在・未来・可能性を考える−歴史研究と歴史教育の現場から−』
中谷 正克
 湯山賢一著『古文書の研究−料紙論・筆跡論−』 本多 俊彦

第26号(2017.06)
A4/132p 2500円
情報公開法施行前の国立大学における文書管理規定と文書移管
 −東京大学を事例に−
加藤  諭
ポズナーの『日本のアーカイブズ施設とレコードの集積の仮リスト』
 −「ウォーナーのリスト」との関係−
筒井 弥生
動向  
 国際アーカイブズ評議会(ICA)2016年ソウル大会参加記 金  甫榮
 千葉県文書館収蔵公文書の廃棄・移動をめぐる問題に関する報告 宮間 純一
「学会登録アーキビスト制度に関するアンケート」実施報告 倉方 慶明
 日本アーカイブズ学会2016年度第1回研究集会
  「いま再び学会資格制度を考える」に参加して
小澤  梓
書評  
 白井哲哉・須田努編『地域の記録と記憶を問い直す−武州山の根地域の一九世紀−』 冨善 一敏
 井上幸治『古代中世の文書管理と官人』 西村慎太郎
紹介  
 学校・施設アーカイブズ研究会編『学校・施設アーカイブズ入門』 和崎光太郎
 天野真志『よみがえるふるさとの歴史11
  記憶が歴史資料になるとき 遠藤家文書と歴史資料保全』
増  慧
 東京都立公文書館編『延遼館の時代−明治ニッポンおもてなし事始め』 宮間 純一

第25号(2016.12)
A4/195p 2500円
東日本大震災後の文化財レスキュー活動日報の
因子分析
村井 源
森井順之
二神葉子
江村知子
菊池理予
皿井 舞
今石みぎわ
佐野真規
吉原大志
内藤百合子
久保田裕道
山梨絵美
田良島哲
岡田健
<特集 2016年度大会>  
 史資料の救出・保存とその活用
  −インドネシアでの経験から−
宮崎 恒二
 企画研究会「アーカイブズ記述の未来−ライブラリー、ミュージアムとの比較から−」  
  図書館目録における「記述」の現状と将来 谷口 祥一
  ウェブ時代の博物館資料情報とデータモデル 嘉村 哲郎
  アーカイブズ記述の国際標準に関する近年の動き 寺澤 正直
  コメント:文書館、図書館、博物館の世界の記述について 田窪 直規
 参加記  
  日本アーカイブズ学会2016年度大会に参加して 新原 淳弘
  日本アーカイブズ学会2016年度大会参加記 高野 彩香
  国際標準への期待と実践の試み 戎  子卿
点描 ヨーロッパ文化圏におけるアーカイブズ学の発達(2) 青山 英幸
書評  
 坂口貴弘『アーカイブズ学と文書管理』 小池 聖一
 エリザベス・シェパード、シェフリー・ヨー共著 森本・平野・松崎編訳『レコード・マネジメント・ハンドブック』 藤吉 圭二
 国文学研究資料館編『近世大名のアーカイブズ資源研究』 小宮山敏和
紹介  
 神奈川地域資料保全ネットワーク編『地域と人びとをささえる資料』 富田 健司
 RD3プロジェクト『被災写真救済の手引き』 青木 祐一
追悼 石原一則さんを悼む 安藤 正人
   石原一則略歴・研究業績一覧  

第24号(2016.06)
A4/155p 2500円
建築レコードに関するアプレイザルの判断基準を分析する
 −1970年代以降の北米の試みを対象に−
斎藤  歩
浅草文庫旧蔵「蘭書」の行方
 −記録・史料による追跡−
安江 明夫
点描 ヨーロッパ文化圏におけるアーカイブズ学の発達(1) 青山 英幸
動向  
 米国の高等教育におけるアーカイブズの教育活動 鎌田  均
 2015年度第1回研究集会
  「専門職の倫理とは何か?
   −アーカイブズの現場における資料の公開を巡る諸問題を探る−」参加記
清原 和之
 シンポジウム
  「施行一年の特定秘密保護法−歴史学、アーカイブズ学から考える」参加記
奥平  晋
 2015年度第2回研究集会
  「写真資料の整理・公開を考える−地域の文化と歴史の継承に向けて−」参加記
水島 和哉
書評  
 上島有『中世アーカイブズ学序説』 大藤  修
 国文学研究資料館編『幕藩政アーカイブズの総合的研究』 三野 行徳
紹介  
 中野目徹『公文書管理法とアーカイブズ−史料としての公文書−』 青木  然
 Duranti,Luciana; Franks,Patricia C., eds.
  Encyclopedia of Archival Science
古賀  崇

第23号(2015.12)
A4/156p 2500円
段階的整理と欧米型整理論の比較
 −方法論の違いと出所及び原秩序尊重原則の解釈−
橋本  陽
<特集:2015年度大会>  
講演 時を貫く記憶を守る
 −これからのアーカイブズの課題−
加藤 丈夫
企画研究会「アーカイブズを学びに活かす」  
 趣旨説明 研究担当
 高校教育における戦争資料の活用を考える 坂井 久能
 公害資料館利用拡大の試み
  −西淀川・公害と環境資料館と公害教育−
林  美帆
 大学アーカイブズと「自校史教育」
  −大学文書館にける普及活動とその役割−
倉方 慶明
参加記  
 坂口報告と平井報告を聞いて 安藤 福平
 日本アーカイブズ学会2015年度大会参加記 高科 真紀
 日本アーカイブズ学会2015年度大会に参加して 宮川 大介
<小特集:2014年度第2回研究集会
「わが国におけるアーカイブズの現状と課題 各国比較を踏まえて>
 
 報告 藤吉 圭二
 参加記 浅野 真知
リレー企画「帝国の拡大とアーカイブズ」(3・完)  
 帝国の植民地・占領地支配と「戦後補償」記録の再認識
  −植民地朝鮮支配・戦後処理の決済構造と原本出所を中心に−
金  慶南
書評  
 奥村弘編『歴史文化を大災害から守る 地域歴史資料学の構築』 林  貴史
 渡辺浩一『日本近世都市の文書と記憶』 青木 祐一
 安藤正人・久保亨・吉田裕編
  『歴史学が問う公文書の管理と情報公開−特定秘密保護法下の課題−』
熊本 史雄

第22号(2015.06)
2500円
三重県における行政刊行物の管理体制の現状と課題 徐  有珍
覚書 公文書管理法における「行政文書」について 青山 英幸
<小特集 2014年度第1回研究集会「市民活動とアーカイブズ」>  
開催趣旨 青木 祐一
「市民アーカイブ多摩」について −その前史から現在まで− 中村  修
市民活動記録のコンティニュアム
 −「賞味期限切れ」から「ヴィンテージ」へ一
平野  泉
コメント 金  慶南
参加記 山内 利秋
<リレー特集「帝国の拡大とアーカイブズ」2>  
日本「内地」における島庁の設置と植民地における島庁の設置 高江洲昌哉
大韓帝国・日帝初期における土地帳簿とその性格 崔  元奎
翻訳:金耿昊・李相旭 監訳:金慶南
動 向:アーカイブズ・カレッジ修了論文報告会について アーカイブズカレジ修了生有志
書 評  
 国文学研究資料館編『アーカイブズの構造認識と編成記述』 清水 邦俊
 大戸安弘・八鍬友広編『識字と学びの社会史−日本におけるリテラシーの諸相−』 工藤 航平
紹 介:久保亨・瀬畑源『国家と秘密−隠される公文書−』 西山 直志
学会創立10周年企画(2)  
 大会・研究集会及び会誌『アーカイブズ学研究』目次(1〜20号)  

第21号(2014.12)
2500円
日本アーカイブズ学会設立10周年にあたって 石原 一則
記念講演 アーカイブズと私−沖縄の経験から− 大田 昌秀
<特集 私たちの「アーカイブズ学」をとらえ直す−批判・検証・展望−>  
 学会設立10周年企画研究会企画趣旨 平野  泉
 日本アーカイブズ学会の設立、その成果、そしてこれから 森本 祥子
 企業アーカイブズを持続可能なものとする
  −日本的経営におけるアーキビストとは?−
松崎 裕子
 輸入学問からその先へ
  −アーキビスト協会設立前後の米国におけるアーカイブズ原則の受容−
坂口 貴弘
<小特集 地域の中の学校資料とアーカイブズ>  
 2013年度第2回研究集会開催趣旨 古賀  崇
 学校アーカイブズの地域保存と住民利用 嶋田 典人
 尼崎における学校資料とレファレンス 城戸八千代
 研究集会に参加して
  −大阪市内の学校資料とアーカイブズ−
松岡 弘之
動向 日本科学史学会・夏の学校「科学史・医学史とアーカイブズ」参加記 久保田明子
書評  
 神戸大学人文学研究科地域連携センター編『「地域歴史遺産」の可能性』 宇野 淳子
 企業史料協議会編『企業アーカイブズの理論と実践』 中臺 綾子
 山本幸峻『近世の村落と地域史料保存』 富田(大石)三紗子

第20号(2014.05)
2000円
小特集 日本アーカイブス学会・砂川村役場文書研究会共催研究集会
   「砂川村のアーカイブズ―近代町村役場文書群の構造と内容―」
 
 特集にあたつて 白井 哲哉
 砂川村役場の組織分析と文書群構造
   ―町村制下を中心に―
大石三紗子
 役場文書の編綴の構造についての一考察
   ―明治期砂川村の役場文書を事例にして―
高江洲昌哉
 明治後期村役場文書の引き継ぎ
   ―東京府北多摩郡砂川村と愛媛県東宇和郡魚成村との比較から―
冨善 一敏
リレー企画「帝国の拡大とアーカイブズ」(1)  
 リレー企画「帝国の拡大とアーカイブズ」について 安藤 正人
 開催趣旨 加藤 聖文
 辺境に蓄積するアーカイブズ
   ―内国殖民地北海道の文書における国家と地方―
鈴江 英一
MLAにおけるメディアの特性とアクセスに関する試論
 ―東京大学経済学部資料室所蔵資料から―
矢野 正隆
書評  
 小名康之編『近世・近代における文書行政―その比較史的研究−』 渡辺 浩一
 根本彰編『シリーズ図書館情報学3 情報資源の社会制度と経営』 岡野 裕行
 菅真城『大学アーカイブズの世界』 清水 善仁
 布川玲子・新原昭治編著
  『砂川事件と田中最高裁長官−米解禁文書が明らかにした日本の司法−』
渡邊  健
 大久保利泰監修、森重和雄・倉持基・松田好史編
  『大久保家秘蔵写真 大久保利通とその一族』
研谷 紀夫
会 告  
 日本アーカイブズ学会登録アーキビストに関する規程/細則/申請要項
 
 2013年度認定日本アーカイブズ学会登録アーキビスト名簿

第19号(2013.11)
2000円
小特集 2013年度大会企画研究会 <放射線データアーカイブスの構築に向けて>  
 福島放射線測定データの現状とメタデータベース作り 伊藤 好孝
 科学資料をめぐるアーカイバルプラクティス:概要の紹介 松尾 美里
 国立国会図書館における東日本大震災アーカイブ構築の取組 松本  保
イギリスにおける民間アーカイブズ:その保存へのとりくみ ノーマン・ジェイムズ
(森本祥子 訳)
書評  
 平井孝典『公文書管理と情報アクセス
  :国立大学法人小樽商科大学の「緑丘アーカイブズ」』
桑尾光太郎
 江上敏哲『本棚の中のニッポン:海外の日本図書館と日本研究』 古賀  崇
 箱石大編『戊辰戦争の史料学』 宮間 純一
紹介  
 神奈川県立公文書館編『陸前高田市被災公文書レスキュー報告書 2011-2012』
 国立公文書館編『被災公文書等修復マニュアル』 酒井 麻子
2012年度日本アーカイブズ学会登録アーキビスト認定者の声  
 登録アーキビスト資格制度の誕生と課題 柴田 知彰
 「日本アーカイブズ学会登録アーキビスト」で思うこと 小根山美鈴
日本アーカイブズ学会登録アーキビストに関する規程/同細則/同申請要項  
日本アーカイブズ学会プライバシーポリシー  

第18号(2013.6)
2000円
<小特集>2012年度第1回研究集会〈医療をめぐるアーカイブズ〉  
 開催趣旨 研究小委員会
 医学・医療史研究と史料
  一ハンセン病対策の事例から
芹澤 良子
 昭和戦前期精神病院の症例誌について 鈴木 晃仁
 「研究集会 医療をめぐるアーカイプズ」参加記 廣川 和花
 2012年度第1回研究集会参加記 富田 健司
ダッチ・マニュアル入門:2003年米語版再版によせて(下) ペイタル・ホルスマン、エリック・ケテラール、ティオ・トマスン
(青山英幸訳)
「日本アーカイブズ学会登録アーキビスト」資格認定制度創設の経緯について 日本アーカイブズ学会
ユネスコ「デジタル時代の世界の記憶:デジタイゼーションと保存」参加記 松尾 美里
書評・紹介  
 中野目徹・熊本史雄編『近代日本公文書管理制度史料集 中央行政機関編』 太田 富康
 NPO知的資源イニシアティブ編『デジタル文化資源の活用』 研谷 紀夫
 マリア・バルバラ・ベルティーニ著・湯上良翻訳『アーカイブとは何か』 平野  泉
 長澤孝三『幕府のふみくら』 高橋 伸拓

第17号(2012.11)
2000円
<特集:東日本大震災1年−これまでの活動と今後の課題−>  
 宮城での歴史資料保全と3.11大震災
  −震災「前」・震災「後」・これから−
佐藤 大介
 神奈川県立公文書館における陸前高田被災行政文書レスキュー事業 木本 洋祐
 東日本大震災における「戦災・原発」の記録化事例研究
  −法政大学「環境アーカイブズ」の活動を中心に−
金  慶南
 原発事故による放射線測定結界のアーカイビング 政池  明
ダッチ・マニュアル入門:2003年米語再版によせて(上) ピータ・オレマン、
エリック・ケテラール、
ティオ・トマスン
(青山英幸 訳)
国際アーカイブズ学評議会(ICA)2012年ブリスベン大会に参加して 古賀  崇
書評  
 石川徹也・根本彰・吉見俊哉編『つながる図書館・博物館・文書館』 藤吉 圭二
 渋沢栄一記念財団実業史研究情報センター編『世界のビジネス・アーカイブズ−企業価値の源泉』 横山  遼
 安藤正人『アジアのアーカイブズと日本』 前川佳遠理
紹介  
 竹沢哲夫『戦後裁判史断章−一弁護士の体験から』 松尾 正人
 松岡資明『アーカイブズが社会を変える−公文書管理法と情報革命』『日本の公文書−開かれたアーカイブズが社会システムを支える』 関根  豊

第16号(2012.03)
2000円
ローリエの約束:カナダの歴史的国勢調査記録への公的アクセスを確保する テリー・クック/ビル・ワイザー
本邦企業アーカイブズの30年 大谷 明史
研究集会「アーキビスト資格制度の実現に向けて:学会提案を議論するPart2」参加記 小谷 允志
「アーキビスト資格制度の実現に向けて:学会提案を議論する」に参加して 佐藤 勝巳
書 評  
 松井輝昭『厳島文書伝来の研究 中世文書管理史論』 高橋  実
 太田富康『近代地方行政体の記録と情報』 堀内 謙一
 全史料協近畿部会編『時を貫く記録の保存』 藤 隆宏
 瀬畑源『公文書をつかう 公文書管理制度と歴史研究』 福島 幸宏
紹 介  
 山口陽一ほか『教会アーカイブズ入門』 高野  修

第15号(2011.11)
2000円
特集 アーカイブズ学会2011年度大会企画研究会報告
 〈広がりゆく「デジタルアーカイブズ」とアーカイブズ〉
 
 国立公文書館におけるデジタルアーカイブズの取組み 八日市谷哲生
 公共放送によるインターネット時代のコンテンツ展開
  −NHK戦争証言アーカイブズのこころみ−
宮本 聖二
 デジタルアーカイブズの15年 −それが意味するもの− 笠羽 晴夫
  コメント 水谷長志
谷口知司
森本祥子
帝国と植民地における不均衡残存記録の構造と植民地支配の特徴
 −朝鮮総督府の山林資源記録を中心に−
金  慶南
国際シンポジウム「ビジネス・アーカイブズの価値」参加記 森本 祥子
書評  
 研谷紀夫著『デジタルアーカイブにおける「資料基盤」統合化モデルの研究』 松尾 美里
 青山英幸編『電子時代のアーカイブズ学教育』 平野  泉
 国文学研究資料館編『中近世アーカイブズの多国間比較』 白井 哲哉
紹介 森本 祥子
 松下正和・河野未央編『水損史料を救う』 児嶋ひろみ
 園田直子編『紙と本の保存科学』第2版 大湾ゆかり

第14号(2011.03)
2000円
<特集 教育研究機関におけるアーカイブズ活動を考える>  
 大学共同利用機関におけるアーカイブズの現状と課題
 −高エネルギー加速器研究機構を中心に−
関本美知子
 東京女子高等師範学校卒業生を対象としたオーラルヒストリー
 −大学史資料としての可能性−
和田 華子
芹澤 良子
アーカイブズにおけるアウトリーチ活動論
 −大学アーカイブズを中心として−
清水 善仁
日本アーカイブズ学会研究集会  
「アーカイブズの構造を読み解く−編成・記述論の現在−」参加記 山崎 一郎
書評  
『逐条解説公文書等の管理に関する法律』『Q&A公文書管理法』『逐条解説公文書管理法』 清水 惠枝
『劣化する戦後写真 写真の資料化と保存活用』 荒木 臣紀

第13号(2010.11)
2000円
時を貫く記録としての公文書管理の在り方
 −今、国家事業として取り組む−
上川 陽子
公文書管理法がもたらすアーカイブズ学の課題
 −“レコードスケジュール”を中心に−
 
 記録の評価選別とレコード・スケジュール 石原 一則
 韓国公共機関におけるレコードスケジュールの構成と記録管理基準開発方法の理解 任眞嬉
(崔誠姫・訳)
専門図書館におけるアーカイブズ学の流入と展開
 −専門図書館協議会での言説を中心に−
水谷 長志
韓国・国際アーカイブズ文化展覧会(IACE)に参加して
 −EASTICAセミナー・IACE国際セミナーの模様を中心に−
古賀  崇
書評 国文学研究資料館編『アーカイブズ情報の共有化に向けて』 中村 崇高

第12号(2010.03)
2000円
特集1 2008年度 第2回研究集会
  〈研究記録のアーカイブズ−研究過程の検証と新たな情報資源化のために−〉
 
 SSJデータアーカイブの現状と課題
  −社会調査・データアーカイブ研究センターの活動−
佐藤 博樹
 自然科学の研究アーカイブズ
  −研究記録と説明責任−
高岩 義信
 研究集会参加記 大石三紗子
特集2 2009年度 第1回研究集会
  〈公文書管理法と専門職問題〉
 
 公文書管理『新時代』における専門的人材の育成に向けて
  −米国情報大学院(iSchool)が新しい時代を切り拓く−
岡本 信一
 アーカイブズ業務と専門職
  −広島県立文書館20年の体験から−
安藤 福平
 公文書管理法の成立と文書館専門職養成の役割 針谷 武志
 研究集会参加記 宇野 淳子

第11号(2009.11)
2000円
国民にひらかれた国立公文書館の構築
  −改革の軌跡と今後の展望−
菊池 光興
〈企画研究会:Archives Japan 50−アーカイブズ学からの照射−〉  
 アーカイブズ理解の50年/公文書管理法への50年 太田 富康
 山口県文書館と50年 山崎 一郎
 アーカイブズ編成・記述・検索システム論の成果と課題 清水 善仁
 アーカイブズと動的映像アーカイブ−近くて遠い隣人?− 児玉 優子
文学研究資料の未来をめぐる一考察
  −編集文献学とアーカイブズ学の狭間で−
明星 聖子
書評:大石学編『近世公文書論−公文書システムの形成と発展−』 高橋  実
紹介:  
 『歴史知識学ことはじめ』 研谷 紀夫
 Mackay,Nancy,Curating Oral Histories:From Interview to Archive 中島康比古

第10号(2009.03)
2000円
特集 デジタル情報技術が拓くアーカイブズの可能性
 アジア歴史センターから見たデジタル・アーカイブズの現在と展望 平野 宗明
 「デジタル化」とアーカイブズ −「正倉院文書データベース」と近代史料のデジタル化を通して− 後藤  真
 コメント(岡本真・近藤靖之) 参加記(東龍治)  
動向  
 米国アーキビスト協会(SAA)2008年大会参加記 松崎 裕子
 国際文書館評議会(ICA)2008年クアラルンプール大会に参加して 古賀  崇
 第4回「記録とアーカイブズの歴史国際会議」に参加して 安藤 正人
 数字で見るアメリカのアーキビストたち 中島康比古
書評  
 大濱徹也著『アーカイブズの眼』 高野  修
 小川千代子・小出いずみ編『アーカイブへのアクセス』 清水 邦俊
 仲本和彦著『研究者のためのアメリカ国立公文書館徹底ガイド』 和田 華子

第9号(2008.11)
2000円
歴史研究とアーカイブズ 石井 米雄
アーキビスト資格制度の構築にむけて
 アーキビスト資格論議の歩みと資格制度提言 高橋 実
 日本における養成過程と資格制度の提案 森本 祥子
 2008年大会シンポジウムでの討議のまとめ 古賀 崇
地域史料としての台紙付写真に関する一考察 尾崎 泰弘
報告:国際社会学機構第38回世界会議 藤吉 圭二
書評:『明日の図書館情報学を拓く』 中野美智子
書評:『藩政アーカイブズの研究』 定兼 学

第8号(2008.03)
2000円
接収日系企業史料の試験的整理と史料構造の分析 秋山 淳子
映画関連企業資料の現状と問題点 加藤 厚子
「自己点検・評価」・「教育研究」と大学アーカイブズ 菅  真城
段階的整理におけるコストパフォーマンス 坂口 貴弘
変わらないこと、変わってはならないこと
−国際公文書館会議東アジア地域支部(EASTICA)セミナー・シンポジウムに参加して−
柳沢芙美子
書評『アーカイブを学ぶ』 針谷 武志

第7号(2007.11)
2000円
<2007年度大会特集:アーカイブズの〈力〉−歴史からの検証−>
講演:博物館と文書館のあいだ 樺山 紘一
開催趣旨 保坂 裕興
近世日本のアーカイブズ−利用の側面を中心に− 冨善 一敏
日本ににおける近代アーカイブズの萌芽
−明治期の行政機関の文書管理制度を中心に−
渡辺 佳子
近現代における行政アーカイブズ公開の歴史的検証
−明治後期〜昭和戦前期の図書館と府県庁記録−
太田 富康
対馬藩の御内書、老中奉書の選別
−18世紀後期における文書管理の転換−
東   昇
アーカイブズ関係機関協議会の設立について 山崎  圭
ニュージーランド・アーカイブズ・記録協会2007年度大会に参加して 古賀  崇
書評:『政策提言・公文書管理の法整備に向けて』  後藤  仁

第6号(2007.03)
2000円
小特集<第2回アジア太平洋アーカイブズ学教育国際会議講演録>
現実を学ぶ
−イギリスでの実践の場への理論の適用−
キャロライン・
ウイリアムズ
森本祥子(訳)
アーキビストの役割における連続と変容
−Inter PARES プロジェクトの成果から−
ルチアナ・ドゥランチ
石原一則(訳)
専門職のパートナーシップで
アーカイブズ学教育の未来を確かなものに
カレン・アンダーソン
安藤正人(訳)
世界のアーカイブズ学教育最前線で考えたこと
−第2回アジア太平洋アーカイブズ学教育国際会議・
専門セミナー参加記−
清水 善仁
書 評
『入門・アーカイブズの世界
−記憶と記録を未来に−』
上田 良知
『建築記録アーカイブズ管理入門』 清水 惠枝

                   
第5号(2006.11)
2000円
〔2006年度大会 記念講演〕
東寺百合文書からアーカイブズ学へ                上島  有
〔シンポジウム:アーカイブズ専門職の未来を拓く〕
開催趣旨     保坂 裕興
大学と大学院のアーカイブズ教育     針谷 武志
アート・ドキュメンテーションの専門職能とデジタル・アーカイブズ     波多野宏之
専門職の未来を考える    高山 正也
アーカイブズ・カレッジの実践    渡辺 浩一
〔論考〕
先例調査にもとづく市民防災教育を視野にいれた災害アーカイブの立ち上げ 木村 玲欧・林  能成
〔動向〕
戦後60年記念学術シンポジュウム
 「戦争の記憶とアーカイブズ学−喪われゆく記憶の再生に向けて−」 に参加して                          
和田 華子
〔書評〕
『日本の大学アーカイヴズ』                     神立 孝一

第4号(2006.3)
2000円
〔2005年度大会企画研究会:
欠くべからざるアーカイブズ、求められるアーカイブズ〕
憶から記録された歴史ヘ   イ・ヒョンジョン
アーカイブズが生まれる      佐々木和子
〔論考〕
韓国における記録史料の保存と公開     李  Q龍
建築資料を対象としたリアル・デジタルアーカイブの構築    研谷紀夫・馬場 章
〔動向〕
「第2回アジア太平洋アーカイブズ学教育国際会議」の開催について     安藤 正人
過去精算、人権、そして記録    イ・ユンギョン
アーカイブズ学教育に関する日中研究交流会     針谷 武志
EADを用いた資料記述システムの開発     森本 祥子
〔書評〕
『電子環境におけるアーカイブズとレコード』     古賀  崇
『戸長役場史料の研究』     中野目 徹

第3号(2005.11)
2000円
〔2005年度大会特別講演〕
過去、現在、そして未来の架け橋                  ジョーコ・ウトモ
〔論考〕
国立大学法人における卒業論文の扱い             平井 孝典
技術・枝能保存継承ツールとしての発電所建設記録映像のデジタルアーカイブズ              馬渕 浩一
蜂須賀家文書「草案」の構成と伝来                三宅 正浩
〔動向〕
『公文書ルネッサンス』と昨今の公文書等の管理体制整備の動きについて   西山  伸
〔書評〕
『近現代史料の管理と史料認識』                 西川  誠
Ethics and the Archival Profession       中畠康比古

第2号(2005.3)
2000円
〔小特集:海外のアーカイブズ学の動向〕
小特集にあたって                         森本 祥子
アーカイブズ学入門                  テオ・トマセン (訳)石原一則
米国アーカイブズ最新事情                     加藤 直子
イギリスにおけるアーカイブズ学研究の現状   坂口 貴弘
アーカイバル・ディバイドを越える  −ICA第15回大会からのメッセージ− 保坂 裕興
アジアのアーカイブズ学研究とアーキビスト教育  −「アジア太平洋地域アーカイブズ学教育国際会議」に参加して− 安藤 正人
〔研究集会参加記〕
日本アーカイブズ学会研究集会(第1回)に参加して      清水 邦俊
日本アーカイブズ学会研究集会(第2回)に参加して      中村  修
〔書評〕
『台湾総督府文書の史料学的研究−日本近代公文書学研究序説』   川島  真
『文化遺産情報のData ModelとCRM』    八重樫純樹
『アーカイブズの科学』 安藤福平
長沢 洋
西村 晃
数野文明
西向宏介

第1号(2004.10)
2000円
〔特集:日本アーカイブズ学会設立大会〕
創刊の辞               高埜 利彦
〔記念講演〕
未来の時は過去の時のなかに −21世紀のアーカイブズ学− エリック・ケテラール(訳)児玉優子
〔設立記念シンポジウム:アーカイブズ学を拓く〕
趣旨説明 コーディネーター  安藤 正人
アーカイブズ−エビデンス、ヒストリカル・ドキュメント、ヘリテージ 青山 英幸
学際研究としての記録学とアーキビスト教育 金  翼漢
歴史学とアーカイヴズ運動                    保立 道久
パンダ・シンドロームの脱却−図書館情報学の再構築 永田 治樹
資料認識とナレッジ・マネジメント−博物館情報学の立場から   水嶋 英治
〔コメント〕牟田昌平・福井憲彦・西山 伸
〔パネル・ディスカッションの概要〕               安藤 正人


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