2005年9月10日・11日に大阪市で開かれたシンポジウムの資料集。
徳川氏大坂城は、西国・北国の諸大名を動員し、1620〜29年の3期にわたる工事で建設された。また朝鮮の役で倭城を築造したのも西国大名であった。この間には関ヶ原合戦もあり、国替えや世代交代もあったが、多くの大名が二つの築造に関わったことになる。
彼らは倭城築城から何を学び、何を子孫に伝えたのか。
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【収録内容】 |
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趣旨説明
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黒田慶一 |
[基調講演] 豊臣秀吉の城造り |
渡辺 武 |
T 倭城とは何か |
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倭城への道−小早川・毛利氏の場合−
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木島孝之 |
朝鮮の城郭と豊臣軍−織豊大名の異文化遭遇−
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太田秀春 |
金海竹島倭城と亀浦倭城支城部の性格
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李 東注 |
韓国慶尚南道地域の城郭遺跡の発掘調査成果−最近調査された邑城と鎮城− |
羅 東旭 |
U 倭城と同時期の国内城郭 |
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宇喜多・小早川の居城 岡山城 |
乗岡 実 |
四国大名衆の城郭と倭城 |
松田 直則 |
秀吉晩年の大坂城改造 |
江浦 洋 |
V 倭城の石垣 |
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施工から見た韓国倭城 |
西川禎亮・北園和憲 |
倭城の石垣−採石遺構とその技術を中心に− |
堀口 健弐 |
W 倭城以降、大坂城再築へ |
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関ヶ原合戦後の築城ラッシュ |
中井 均 |
石切丁場の出現−徳川氏大坂城・芦屋市東六甲石切場の発掘調査から− |
森岡 秀人 |
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