韓国の倭城と大坂城
国際シンポジウム資料集:西国大名は倭城築城から何を学んだか?


倭城・大坂城 国際シンポ実行委員会(代表:黒田慶一)編


2005年11月刊・A4判・250頁・並製本
1500円
品切れ
2005年9月10日・11日に大阪市で開かれたシンポジウムの資料集。
徳川氏大坂城は、西国・北国の諸大名を動員し、1620〜29年の3期にわたる工事で建設された。また朝鮮の役で倭城を築造したのも西国大名であった。この間には関ヶ原合戦もあり、国替えや世代交代もあったが、多くの大名が二つの築造に関わったことになる。
彼らは倭城築城から何を学び、何を子孫に伝えたのか。
【収録内容】 
趣旨説明
黒田慶一
[基調講演] 豊臣秀吉の城造り 渡辺 武

 T 倭城とは何か
倭城への道−小早川・毛利氏の場合−
木島孝之
朝鮮の城郭と豊臣軍−織豊大名の異文化遭遇−
太田秀春
金海竹島倭城と亀浦倭城支城部の性格
李 東注
韓国慶尚南道地域の城郭遺跡の発掘調査成果−最近調査された邑城と鎮城− 羅 東旭

 U 倭城と同時期の国内城郭
宇喜多・小早川の居城 岡山城 乗岡 実
四国大名衆の城郭と倭城 松田 直則
秀吉晩年の大坂城改造 江浦 洋

 V 倭城の石垣
施工から見た韓国倭城 西川禎亮・北園和憲
倭城の石垣−採石遺構とその技術を中心に− 堀口 健弐

 W 倭城以降、大坂城再築へ
関ヶ原合戦後の築城ラッシュ 中井 均
石切丁場の出現−徳川氏大坂城・芦屋市東六甲石切場の発掘調査から− 森岡 秀人

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