『遠野物語』と 神々の世界
『遠野物語』ゼミナール2004講義記録


遠野物語研究所編集・発行

2005年3月刊
新書判・270頁・並製本・カバー装

1000円
品切れ

 11回目を迎え、第2ラウンドに入った遠野物語ゼミナールの講義記録。
【主要目次】
第1講 『遠野物語』と 吉本隆明────石井 正己
  吉本隆明の『共同幻想論』は、遠野物語と古事記をかけがえのない資料として立論している。
  いま、孤立している吉本の遠野物語論・柳田國男論に光をあてる。

第2講 『遠野物語』と『古事記』────三浦 佑之
  遠野物語の序と、古事記の序とは、基本的に同じ構造をとっている。
  古事記の起源神話の多様性・様式性と、遠野物語の伝承世界。

第3講 遠野郷の神楽───千葉  博
  早池峰神楽から遠野の山伏神楽へ。

フィールドワーク:上郷町(伊豆権現・平倉観音・畑屋観音・日出神社・馬木ノ内神社)

第4講 東北地方の神楽────門屋 光昭
  遠野の神楽を、東北地方の神楽のなかに位置づける。

第5講 シンポジウム:遠野郷の神々───司会:赤坂憲雄 
                         千葉 博・三浦佑之・石井正己

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