近世金沢の医療と医家
近世史研究叢書42

池田 仁子 著
(加能地域史研究会/1951年生まれ)


2015年9月刊
A5判・262頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-924-7 C3321
6400円 (税別)
前著『金沢と加賀藩町場の生活文化』(岩田書院 2012)に続いて、本書では、近世金沢の医療と、それを担った医家について考察する。具体的には、それぞれの藩医や御家中医・町医・御用医者らが、藩主前田家の医療について、どのような体制で、どのような病に対し治療したか、城内の施設をどのように利用して活動したかといった視点から、各時代ごとに金沢城を中心に見ていく。また、これら診療・治療に携わった医者らは、藩によりどのような待遇を受けたかを、侍帳や町絵図・日記類などから抽出・分析する。同時に、居屋敷や、医家の婚姻関係、勤務地など、医者をめぐる様々な問題についても考察する。さらに、城下の公事場・町会所など、藩の施設に勤務する医者についても見ていく。また、城の造営・普請に当たった職人らの怪我や病気の手当、貧民への医療についても考察。
【主要目次】

 序 章

第一編 金沢城内における藩主前田家の医療と医者
 第一章 綱紀と子女の療養と担当医
 第二章 吉徳から重教の代の医療と医者の諸相
 第三章 治脩と斉広の代の治療と蘭学医
 第四章 斉泰の代の診療と医者の動向

第二編 各時代の侍帳等にみる医者たち
 第一章 近世前期の侍帳・城下町絵図記載の医者
 第二章 近世中期の侍帳記載の医者
 第三章 近世後期の侍帳記載の医者

第三編 金沢城周辺と医者
 第一章 城下町絵図にみる医者の居住空間
 第二章 城内と城下の藩の施設詰御用医者
 第三章 金沢城造営の職人らの治療と藩医

 終 章

ご注文へTOPEへ