全国城郭縄張図集成
−阿波を中心とした中世城郭研究論集−

本田 昇著
(元 鳴門市教育委員会勤務/1949-2003)
八巻孝夫編


2015年7月刊
A4判(296×210mm)・466頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-922-3 C3021
24000円 (税別)
1971年に中世城郭研究会を中心になって立ち上げ、城郭研究のパイオニアであり、リードオフマンであった著者は、自ら工夫して「縄張図」の描き方を創出し、美しく精緻な、そして ほれぼれするような縄張図を描いた。本書は著者の描いた縄張図117点を「城郭縄張図編」として集成し、事典などの原稿を「城郭解説編」に、阿波を中心とした中世城郭に関する論文を「論考編」としてまとめ、村田修三「縄張り図に命をかけて」を巻頭に収録。
【主要目次】

◆序:縄張り図に命をかけて(大阪大学名誉教授:村田修三)

◆城郭縄張図編 全117城(142頁)
北海道(3) 福島(1)
茨城(6) 栃木(11) 群馬(3) 埼玉(10) 千葉(4) 東京(10) 神奈川(2)
富山(2) 新潟(1) 山梨(6) 長野(4) 岐阜(4) 静岡(8) 愛知(3)
滋賀(1) 大阪(1) 兵庫(2) 奈良(1) 岡山(1) 広島(2)
徳島(22) 香川(2) 高知(2) 福岡(1) 熊本(2) 沖縄(2)

◆城郭解説編

◆論考編
中世城郭をどう見るか―編年分類を埋めるために―
中世城郭の調査と図面表現
   *
阿波の中世城郭―編年分類への試み―
四国の小規模城館―徳島県の事例を中心にして―
四国東部の中世城郭
細川氏初期守護所秋月城について
守護所秋月城存立期間についての一考察
勝瑞城跡の地理的研究
一宮城の遺構
蜂須賀家政の徳島城築城に関する考察
徳島城の縄張
阿波の古城 岡崎城
洲本城の遺構調査から
徳島城再建についての問題点
   *
福岡県名島城出土の滴水軒丸瓦
鹿児島県穎娃城遺構確認調査報告
グスクとチャシ(沖縄と北海道)
韓国の倭城 熊川城の遺構
淡路島の珍化石
   *
中世城郭研究会創立のころの思い出

◆本田昇 年譜・著作目録/解題(八巻孝夫)

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