山村の生活史と民具 −古橋懐古館所蔵資料からみる− 西海賢二 著 (東京家政学院大学教授・古橋懐古館館長/1951年生まれ) 一般財団法人古橋会:発行 岩田書院:発売 2015年3月刊 A5判・426頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-87294-912-4 C3039 4000円 (税別) |
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愛知県奥三河、飯田街道と美濃街道が交わり、古くから交通の要衝の地として栄えた稲武(いなぶ)(現豊田市)。そこにある「古橋(ふるはし)懐古館」は、18紀半ばより、この地の豪農「古橋家」が収集した歴史的にも文化財としても貴重な書画・骨董を数多く展示収蔵しているが、そのほかに、近世から昭和期にいたる民具も多数収蔵している。 本書では、その民具資料や、古橋家の誕生祝い・婚礼祝いの献立帳や、詳細な葬儀記録、参拝講の資料などをもとに、40年近く、稲武に通い古橋家の所蔵史料の整理にあたっていた著者(現 古橋懐古館館長)が、山村の生活史を描く。 巻末には、前館長・古橋千嘉子氏が整理した民具図録を収録する。 |
【主要目次】 |
刊行にあたって (一般財団法人古橋会 理事長)古橋源六郎 |