2013年、編者の皇學館大学定年退職(2015年3月)を機に論文集を出すべく、「近世神宮地域史研究会」を立ち上げ、「近世伊勢神宮地域社会の研究」を統一テーマに掲げ、公開研究集会などを積み重ねてきた成果。
神宮文庫所蔵史料など関係史料を使った実証的な論文12編を収録。 |
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【主要目次】 |
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第一部 神宮と信仰の諸相 |
参宮をめぐる伊勢御師と美作・備前の道者達
―大永五年『御道者日記』に見える初穂の納付形態― |
久田松和則 |
中世後期から近世初期における神宮建築工匠の精神的支柱
―「神役」「神慮之御事」としての大工職― |
細谷 公大 |
中世末・近世初期の伊勢御師に関する一考察
―外宮御師宮後三頭大夫の越前国における活動を中心に― |
千枝 大志 |
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第二部 国家権力と神宮 |
戦国期における吉田家と神宮 |
伊藤 信吉 |
伊勢神宮と織豊政権
―式年遷宮造替費用をめぐる動きから |
三井 孝司 |
江戸時代初期山田奉行設置の意義 |
上野 秀治 |
日本の開国と伊勢湾の海防強化 |
松尾 晋一 |
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第三部 宇治・山田の御師と地域住民 |
近世前期における伊勢神宮外宮宮域支配と山田三方
―「宮中之定」をめぐって― |
谷戸 佑紀 |
神宮御師の祠官的側面 ―丸岡宗大夫家を事例に |
山田 恭大 |
近世伊勢神宮領氏神社の遷宮と村内組織
―松下村加木牛頭天王宮を事例として― |
日比 敏明 |
近世宇治・山田の住民組織と「自治」
―宮川渡船の運営を通して |
太田 未帆 |
橘守部と伊勢 ―荒木田久守との関係を中心に |
浅川 充弘 |
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