古代越中の律令機構と荘園・交通 古代史研究叢書10 根津 明義 著 (高岡市文化財課/1967年生まれ) 2015年3月刊 B5判・168頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-895-0 C3321 4800円 (税別) |
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高岡市の文化財課で約20年にわたり調査した成果をまとめる。
第T編は、越中の国に施入された東大寺領荘園の現地比定研究と開田図の作成にまつわる分析で、同荘の現地比定について考古学の発掘成果から検討を加える。第U編は、諸官衙や在地の律令機構を主な対象とし、現地比定や律令体制の受容の実態を検討。第V編は、船着場遺構の発掘成果などから古代交通の有機的関係を追究。 附論として、東大寺領荘園の開田図と同じく正倉院に伝存する「養老五年下総国葛飾郡大嶋郷戸籍」にみえる諸里の現地比定を試みる。 |
【主要目次】 |
第T編 東大寺領荘園の開田図と現地比定 第U編 古墳時代と律令期の在地社会 第V編 古代越中の交通と社会 附 論 下総国葛飾郡大嶋郷諸里の現地比定 |