近世手習塾の地域社会史 近世史研究叢書39 立正大学大学院文学研究科研究叢書 石山 秀和 著 (立正大学准教授/1969年生まれ) 2015年1月刊 A5判・364頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-894-3 C3321 7900円 (税別) 品切れ |
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「本書の研究課題は、近世の初等教育機関である手習塾(寺子屋)の考察を通じて、当時の「教育」のあり方を明らかにすることである。特に手習塾をめぐる村や地域における人々とのさまざまな関わり方、もしくは「教育」に対する考え方を検討課題としている。(略)より立場を明確にすれば、文字学習という事象が生まれた村や地域の実態の究明に主眼を置いている。(略)これまであまり研究対象とされなかった都市部(江戸)にまで踏み込んで考察している点でも、いままでの諸研究と大きな違いがある。」(序章より) |
【主要目次】 |
序 章 手習塾にみる庶民教育研究の課題 第1部 江戸周辺農村の教育 第2部 都市江戸の教育 結 語 近世における手習塾のあり方 |