古代東国の調庸と農民
古代史研究叢書G

宮原 武夫 著
(元 千葉大学教授/1933年生まれ)


2014年8月刊
A5判・244頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-862-2 C3321
5900円 (税別)
前著『日本古代の国家と農民』(法政大学出版局、1973)以降の論考を収録。
安房のアワビ、上総の望陀布などから古代国家の性格を分析し、「尾張国解文」では全31条を視野に、苛酷な徴税の仕組みと基盤を解明した。
【主要目次】

序 章 古代東国の調庸と農民

第T部 房総の調庸
第一章 東鰒と隠岐鰒
  安房の国の調と東鰒/
  東鰒と隠岐鰒/
  大伴部と阿曇部/
  安房神社と大膳職の御食津神
第二章 上総の望陀布と美濃?−東国の調・大甞祭・遣唐使−
  美濃?と望陀布の特徴/
  大甞祭と美濃?・望陀布/
  遣唐使の朝貢品

第U部 蝦夷問題
第一章 両総の俘囚の反乱
  俘囚の配流/
  蝦夷征服と俘囚/
  俘囚の生活/
  俘囚の反乱/
  下総の俘囚伝承
第二章 律令国家と辺要−班田免除と租調庸賦課−
  律令制下の辺要国/
  辺要国の班田問題/
  「薩摩国正税帳」の検討
第三章 最澄・徳一論争と蝦夷問題
  大慈寺と最澄/
  最澄と徳一の論争/
  最澄と東国民衆/
  蝦夷戦争と神社・仏教
  最澄の徳一観/
  円仁の布教と「北轅者」の意味

第V部 尾張国解文
第一章 尾張国郡司百姓等解文
  京に向かう担夫/
  百姓逃散/
  国司と勧農
第二章 尾張国解文の租税と田制
  正税出挙の加徴/
  租税田と地子田/
  租穀官法の加徴/
  租税に関する総括
第三章 尾張国解文の調庸と交易
  第五条の郡司百姓の訴えの主旨/
  調絹の交易/
  交易と減直/
  正税帳に記載された絹布/
  尾張国の調絹の総量

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