秋葉信仰の新研究

田村 貞雄 著
(静岡大学名誉教授/1937年生まれ)

2014年5月刊
 A5判・362頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-857-8 C3021
9900円 (税別)
秋葉の火祭りや秋葉街道で有名な秋葉信仰であるが、その内容は意外に不鮮明である。
著者30年来の研究テーマで、田村監修『秋葉信仰』(民衆宗教史叢書、1998、雄山閣出版)の後をうけ、遠江を中心に全国に信仰圏をもつ秋葉信仰の実態を、歴史的に明らかにする。
【主要目次】

序 章 秋葉信仰研究史素描

第一章 秋葉信仰の源流と基盤
第一節 秋葉信仰の源流―戸隠・飯縄・蔵王信仰
 (三尺坊の誕生/
 信濃・越後の戸隠信仰と飯綱信仰/
 越後蔵王堂三尺坊)
第二節 秋葉信仰の基盤
 (観音信仰と行基伝説/
 遠州における修験道/
 白山信仰と泰澄伝説)

第二章 遠江への秋葉信仰の伝来と分岐
 (遠江への秋葉信仰の伝来/
 清水秋葉山峰本院・栄松院・福昌院/
 小田原量覚院/
 藤枝秋葉社・信濃伊那明音寺の松島三尺坊)

第三章 秋葉信仰の展開
第一節 東海道における貞享秋葉祭の流行
 (「ええじゃないか」と秋葉信仰/
 貞享秋葉祭の発端/
 貞享秋葉祭の全体像)
第二節 江戸開帳と秋葉出入り
 (1740年駿河法華寺の開帳/
 1740年江戸深川における秋葉権現の出開帳/
 1763年以降の駿河秋葉と遠江秋葉の訴訟)
付録文書
 (駿州秋葉山縁起/
 秋葉出入一件)

第四章 秋葉山略縁起と近世国学者の付会
 (上地林をめぐる訴訟/
 「秋葉」の初見/
 享保略縁起以前の遠江秋葉寺/
 天野信景「塩尻」/
 享保略縁起と安永略縁起/
 秋葉山略伝記大概/
 秋葉事記/
 内山真龍「遠江風土記伝」の岐気保神説/
 伴信友「神名帳考証」)

第五章 秋葉山の神仏分離
第一節 遠州秋葉山の神仏分離における神階「正一位」問題
 (神仏分離・廃仏毀釈の諸段階/
 遠州秋葉山の縁起関係資料/
 正一位の神階と御撫で物/
 秋葉寺の抵抗と一万日延期/
 修験の秋葉神社創立願と静岡藩の秋葉寺弁護)
第二節 神仏分離と秋葉寺の再建
 (教部省の処分/
 秋葉寺の反論/
 浜松県の強行処分、秋葉寺の廃寺/
 新聞報道の動向/
 秋葉寺の再建)
第三節 火之迦具土神

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