河童とは なにか
歴博フォーラム:民俗展示の新構築W

常光 徹+国立歴史民俗博物館 編


2014年3月刊
A5判・322頁・並製本・カバー装
ISBN978-4-87294-853-0 C3339
2800円 (税別)
本書は、このたび リニューアルオープンした 国立歴史民俗博物館(歴博)の民俗展示室の「妖怪の世界」と題したコーナーの構築に向けて推進してきた調査・研究の成果をまとまたもので、第84回の歴博フォーラム「河童とはなにか」(2012.7.28)をもとに、共同研究のメンバーによる新稿も加えて刊行するものである。
日本の妖怪のなかでも代表的存在である河童を、新しい角度からとらえなおしてみようとした。河童のイメージの移り変わり、文字記録とのかかわり、歴史資料からの読み取りや河童と医薬品との関係を検討し、地域との多様なつながりについても考察。
河童という存在を通して民俗文化が現代社会のなかでどのような意味を持ち、位置を占めているのかを明らかにする。
【主要目次】 
妖怪を展示する ―河童を中心に 常光  徹
 
T 河童の歴史と記録
「河童史料」論―人が河童を記録する営み 木場 貴俊
河童イメージの変遷 香川 雅信
肥前渋江氏と河童信仰の形成
 ―河童人形起源説再論
小馬  徹
 
U 河童伝説の背景
河童伝説に由来する家伝薬 立石 尚之
明治の薬業政策と妖怪印の民間薬
 ―「河童伝授の妙薬」を中心に
和田  寛
河童死して手を残す
 ―河童遺物伝承の整理
飯倉 義之
コラム:合羽坂 大島 建彦
 
V 河童伝承の現在
宮城の「おかっぱ様」
 ―加美郡色麻町の磯良神社を中心に
小澤 葉菜
伝承から見る宮崎県の河童名称 三好 周平
河童の町おこし ―キャラクター化する河童 松村 薫子

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