藩地域の農政と学問・金融
信濃国松代藩地域の研究W

福澤徹三(すみだ郷土文化資料館専門員)・
渡辺尚志(一橋大学教授) 編

2014年4月刊
A5判・238頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-87294-852-3 C3321
5400円 (税別)
「2005年以降、「藩地域論」として3冊の論集が刊行された(いずれも岩田書院刊)。第T集は裁判を、第U集は政策主体を、第V集は領政機構をテーマに掲げてきた。本書第W集では中核的テーマとして、農政・学問・金融の3つを取り上げた。(中略)
第3集と共通する領政(農政)機構分析が進んだからこそ、領政機構と地域社会双方に影響を与える、浸潤する学問と、金融市場の分析が課題として浮かび上がった。そして、これらを一言でまとめるとすれば、ダイナミズムという用語が適切であろう。いずれの論者にも共通していたのは、歴史を動かす要因をもとに、ダイナミックにその過程を明らかにすることだと私は理解している。」
(福澤「序章」より)
【主要目次】
序 章 福澤 徹三
第一章 松代藩難渋村対策の制度的変遷 福澤 徹三
   天明飢饉を契機に整備され、文政8年に廃止されるまで。  
第二章 近世後期の街道間争論からみると藩地域 野尻 泰弘
   ―文政七年の北国街道と仁礼道―  
第三章 善光寺地震後の「奇特者」をめぐって 小田 真裕
   ―家中の議論と藩地域の学問―  
第四章 松代藩における代官と百姓 原田 和彦
   ―善光寺地震後の村の復興をめぐって―  
第五章 近世後期の金融市場の中の村 福澤 徹三
   ―信濃国水内郡南俣村の事例から―  
第六章 松代藩代官の職制と文書行政
種村 威史
   藩と村々とをつなぐ要の位置にいる代官の職務内容と地方支配。  
終 章 渡辺 尚志

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