四国遍路と山岳信仰
岩田書院ブックレットH16

四国地域史研究連絡協議会編

2014年2月刊
A5判・132頁・並製本
ISBN978-4-87294-844-8 C1321
1600円 (税別) 品切れ
評者:中山和久(『日本民俗学』280  pp105  2014.11)
2012年10月に開催されたシンポジウムの記録。
山林寺院・札所や遍路道の発掘成果などをもとに、四国4県の事例報告のほか、総括論文1本と、石鎚信仰と四国遍路、古代ギリシアの山頂聖所、の2講演の概要を収録する。
【主要目次】
第1章 山林寺院 中寺廃寺跡と弘法大師空海の時代【香川】 加納 裕之
   空海の生きた時代の山林寺院「中寺廃寺」/
 中寺廃寺跡の伽藍構成/
 中寺廃寺跡からの出土品
 
第2章 考古学的視点でみた阿波の四国霊場【徳島】 早渕 隆人
   遍路道の調査/
 札所寺院の調査/
 中世末から近世に至る阿波国札所寺院の状況
 
第3章 土佐の山岳信仰と四国霊場【高知】 岡本 桂典
   土佐の山岳信仰と山岳寺院/
 土佐湾沿いの四国霊場―「海の山寺」の諸相―
 
第4章 女人不浄観と山岳信仰・四国遍路【愛媛】 森  正康
   四国遍路と女性/
 山岳信仰と四国遍路
 
第5章 山岳信仰と四国遍路 胡   光
   四国辺路と熊野信仰/
 熊野修験者から高野聖へ/
 四国霊場における山岳信仰の諸相/
 八十八ヶ所の成立と熊野
 
第6章 石鎚信仰と四国遍路
西海 賢二
   石鎚信仰/
 四国遍路
 
第7章 古代ギリシアの宗教と王権 ―山頂聖所とミノア王権 山川 廣司
   クレタの歴史概観/
 山頂聖所―ユクタス・カヴゥシ/
 クノッソス宮殿とアネモスピリア聖所/
 山頂聖所とミノア王権
 
参考文献  

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