憑霊信仰の歴史と民俗 御影史学研究会民俗学叢書21 酒向 伸行 著 (御影史学研究会代表理事/1950年生まれ) 2013年12月刊 A5判・432頁・上製本・函入 ISBN978-4-87294-837-0 C3321 9500円 (税別) |
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「本書では、憑霊信仰の歴史的な変容過程を、奈良時代から現行民俗の世界までを視野にいれながら明らかにする。その際には、憑霊現象の主体となる「疫神」「もののけ」「鬼」「天狗」「狐霊」などの霊的存在の分析と、これらの霊的存在と直接的に関わった「験者」に代表される仏徒、あるいは陰陽師・巫女などの霊的職能者の分析を合わせて行なう。 わが国の憑霊信仰研究において、大きな位置を占めているのは、病気とその癒しという課題である。そこで本書では、憑霊と治病儀法の変容というテーマを中心に据えた。」(「はしがき」より) |
【主要目次】 |
第1章 奈良時代における憑霊信仰と治病儀法 |