甲斐源氏の勃興と展開

秋山 敬 著
(元 武田氏研究会会長/1945-2011)

2013年11月刊
A5判・354頁・上製本・函入
ISBN978-4-87294-824-0 C3021
7900円 (税別)
「周知のように、秋山氏は日本古代史の研究者としてさまざまな論文を世に送り出し、その精力的な研究活動は史学界から高い評価を受けていた。とくにわが国の古代から中世初期の政治史上の転換期に活躍した甲斐源氏の研究者としてすぐれた論文を次々と発表され、彼らの軍事的・政治的な動向を明らかにしてきたことでも知られている。しかし、残念ながら、そうした数々の論文は、甲斐源氏の地元である山梨県内の自治体史のなかに発表されたものが多く、そのために、目に触れる機会も少なく、関係各方面からは纏まったかたちでの公刊が強く望まれていた。(中略)
 甲斐国の歴史を語るうえで、きわめて著名な存在であった甲斐源氏は、政治史上、高い史的位置にあるにもかかわらず、意外に研究の厚みはない。野口二郎氏の『甲斐源氏発祥考』などの研究のほか、甲斐源氏の一員の安田義定に関する清雲俊元氏の研究などはよく知られているものの、甲斐源氏の総体を見とおし、体系化した調査研究はなく、そうした欠を補う集大成とも言うべき本書は、その意味でも待望の書となろう。」(編集後記より)
【主要目次】

刊行にあたって(清雲俊元)

 第一編 甲斐源氏の勃興と発展
第一章 新羅三郎義光 ―甲斐源氏始祖伝説成立の検討を軸に―
第二章 治承四年の甲斐源氏 ―源頼朝との関係を中心に―
第三章 鎌倉幕府の成立と甲斐源氏
第四章 甲斐源氏の活躍

 第二編 甲斐源氏諸氏族の展開
第一章 石和地方の甲斐源氏
第二章 鎌倉幕府と逸見氏・深沢氏
第三章 加賀美氏と奈胡氏
第四章 小笠原氏の興隆
第五章 甲斐源氏と玉穂地域
第六章 甲斐源氏と鰍沢地域
第七章 南部氏と日蓮宗の発展

編集後記(萩原三雄)

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