身体伝承論 ‐手指と性器の民俗‐
倉石 忠彦 著 (國學院大學名誉教授/1939年生まれ) 2013年9月刊 A5判・本文312頁・上製本・カバー装 ISBN978-4-87294-821-9 C3039 6900円 (税別) 品切れ |
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本書は、伝承文化を認識する主体として身体を位置づけるとともに、民俗学研究の対象とするため、身体突起部の最先端に位置し対外世界と常に接触する「指」と、身体の深奥にあって露呈されることを避けようとする「性器」とを取り上げ、日本文化の持つ身体認識の重層的ありかたを明らかにしようとする。また、身体伝承の体系的研究を模索しつつ、現在学・自己内省の学としての民俗学のありかたを再考する。 |
【主要目次】 |
序 章 文化としての身体 第T部 手指の伝承 第U部 性器のイメージ 終 章 身体伝承論概要 |